表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
FreedomWorld  作者: 豚野郎
52/115

いいセンス

お次の試合はシーンvsオルガだな。

なんでもシーンという人はこれまた勇者君のパーティなんだってさ。

職業は戦士で片手斧の2つ持ち。

片手斧を使う人はなかなか見れないから貴重だな。

片手斧ってすごい使い回しが良くて強いはずなんだけど、如何せん扱いが難しいらしいんだよね。

俺あんまり使ったことないから分からないけどさ。


対するオルガは【魔人】と呼ばれてる。

職業は戦士、武器は素手。

拳と足を使って戦うスタイルなのかな……こっちはこっちで興味深い。


選手紹介がされていざ試合スタート。


シーンがいきなりオルガに向かって左手に持っていた斧を投げた。

ガントレットの硬い部分で上手く上に弾いたオルガ。

弾いたその頃にはもう目の前にシーンがいた。


片手斧は普通の斧よりも動きやすくてリーチも短い分使い回しやすいことをちゃんと理解して攻撃してるあたり、あのシーンにはセンスを感じるな。


そうこうしてる間に真上に弾かれた片手斧がちょうどシーンの頭の上に落ちるかと思ったら、シーンは見ずに左手で片手斧を持ってスキルを使った。


だがちょうど間合いの外に出たオルガ。

スキル後の硬直でがら空きになったお腹を真正面から蹴り飛ばした。

倒れ込んだシーンに近づいて顔を蹴っては何度も何度も踏みつけた。


「おいおい、こんなレベルで本戦に出てこれたのかぁ?? まぐれなんだろうけどよぉ! 俺に当たったのが運の尽きだなぁ!!!!」


何とか立ち上がろうとしたシーンの腕を思い切り蹴った。


ーーーボキッ。


見るからに折れた。

このゲームそういうところリアルに作られてるからな。

首を切られたり頭を尽きさせば一撃で死ぬ。

そらそうだろ、頭を切られて生きてる人間なんていないんだから。

その分VITを上げたり色々装備すれば斬られることを防ぐことも出来る。


「悲鳴あげないか、やるね」


「右手だけで勝てると思う?」


隣のマインが俺に質問をしてきた。


「いやー無理でしょ」


「そうだよね、HPもほぼほぼないし左手折れちゃってるよ」


「それもそうなんだけど、オルガって人案外いいバトルセンスしてるんじゃない? 発言や行動は置いといてね」


「ふーん、そっかー」


右手に片手斧を持って前に構えるシーン。

余裕だと思い込むオルガ。

空いてる距離は5m程。

オルガがスキルを使って一気に距離を詰める。

殴りか蹴りをして終わりだと思ったんだけどそうじゃなかった。


なんとシーンが地面に落ちてる片手斧を蹴ってオルガに当てたんだ!

いきなり飛んできた片手斧に反応出来ずに体制を少し崩したオルガの隙を見逃さなかったシーンは目の前に来たオルガに向かってスキルを放ち体力を削った!


俺は正直興奮したよ。

まさかあんな土壇場で蹴って当てるだなんて思わないよ。

結局その後オルガにHP削られて試合は終了。


「お、儂の番かのう」


「リオン、あんまり虐めてあげるなよ?」


「そんな事言うて下さんな、儂は楽しみにしておったんじゃぞ」


「まあまあ、今日はお祭りみたいなものだよ、ハク君」


「アルカさんに言われたらどうしようもないですよ、まあ好きに暴れてこい」


「うむ、楽しんでくるぞ」

わり、旅行行ってくるから更新止まるけど5日後か4日後にまた来てくれたら更新しとくわい!!


楽しんでね〜



ブクマしてくれたり、ポイントしてくれてありがとね!!

めっちゃ嬉しいよ、ありがと

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ