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FreedomWorld  作者: 豚野郎
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イベントが始まります

「おはよう、琥珀」


「おはよ、舞音」


「凄いダルそうだけど大丈夫?」


「あぁ、ちょっと眠いだけだから大丈夫」


「そっかそっか。 それよりこの3日間FWにログインしてなかったけど言ってた他ゲーをずっとやってたの?」


「そうなんだよ、聞いてくれよ……あのクソ猿共が俺の可愛い子供達をほじくり返してひとつまみ、ほじくり返してひとつまみ……全部やられた時はどうしてやろうかと思ったよ」


「そうなんだ……そういえば僕もキンキンやってみたよ」


「お、どうだった?」


「トリオモードでずっとやってたんだけどさ……なかなか難しいね」


話を聞いていると、FWでは魔法使いで気分転換も兼ねて剣士(盾と片手剣)をやってみたんだけどやっぱり反射神経とかが良くなくて断念。


次にヒーラーをやってみた結果、手応えが割といい感じだそうだ。

後ろから味方を回復したりで忙しい分やり甲斐も感じれたんだとか。


そして魔法使いもやってみたらしい。

雷、火、風の順で使ってみたら1番風が使い勝手良かったとのこと。


風を使って移動したり攻撃したりするのが合ってて風をメインで使おうって言ってた。

今度一緒にプレイする約束もした。


色々話していると学校に着いて授業が始まり数時間。



学校が終わりとぼとぼ家に帰ってFWを開く。


「ふわぁ〜畳最高、俺の部屋最高!!」

そうしてゆっくりしてること数分で俺の部屋の襖が開かれた。


「あ、今日はいるんだ」


「アルカさん、どうしたんですか」


「いやー明日開かれるPVPイベントなんだけど、ハク君は参加するのかなって 」


「PVPイベント?」


「あぁ、土日月の3日間ハク君ログインしてなかったから分からないか……んーとね」


アルカさんの説明が始まった。


俺が【agriculture fantasy】をやっていた土曜日の朝にFWではイベント告知があったらしい。

このゲームが発売されて割と時間は経っていたので1つ2つイベントがあってもおかしくない。


そして場所は始まりの街らしい。

なんでも、始まりの街の端にコロッセオが追加されてそこでイベントをする。

イベント内容は簡単。

1V1の勝ち上がり方式で順位を競う。

エントリー人数にもよるが予選を通過した10名が本戦でトーナメント戦。


「ちなみに参加って何時までですか?」


「あぁ、あと30分くらいだね」


「えぇ……どうしようかな〜」


「リオンもマイルちゃんも出るみたいだよ、ハク君の事期待してたよ」


「ん〜」


「お兄ちゃん」


「お、どしたハル」


「お兄ちゃん、イベント出るってホント?」


「どしたどした」


「全力で応援しなきゃだから」


「よし、出よう」


「ちょっとハルちゃんに甘すぎやしない?」


「アルカさん、そんな事ないですよ。 俺は最初から出る気でした」


そう言ってウィンドウを開いて参加ボタンを押す。


「まあいっか。 イベントは始まりの街で毎日午後9時からだから気をつけてね」


こうして俺は第1回イベントに参加することを決定した。


そうと決まれば早速武器の選定とプレイヤースキルを磨かなければならない。


ルインの所に行けば何かしらあるんじゃないかと思ってやって来ました、鍛冶場。


「おーい、ルインいる?」


「どうしたっすか」


「明日からやるイベントの武器が欲しくてさ」


「色々リオンさんから聞いてるっすよ」


リオンから手渡されたのは刀のようなものと金属製の棒だった。


「初めて見た時からギルマスには刀を使ってほしいなって思ったんすよ……でも見ての通り刀の材料となる物が入手できないので鉄で似たようなものを作りました。 いつか、自分が刀を作れるようになったら受け取って欲しいっす」


「俺の仲間が作った武器以外は使わない予定だ」


「ありがとうございます。 それで棒の方なんすけど今攻略組って言われてるプレイヤー達から買い取った素材から作ったんすけど、強度はそこそこかと思うっす。 なんかいい素材あったら持ってきてもらってもいいっすか」


「素材か……何が使えるか分からないからなんでもいいのか?」


「そうっすね、取り敢えず見せて頂けると助かるっす」


んー素材か……あ、あれがあったな。

いや、忘れてたとかないから。

イベントやります、PvPイベントです


さぁ、がんばろう

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