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俺、英雄になる?  作者: 黒猫
ニューゲーム開始
55/200

54 狩り

その日はそのままルームに泊まって、次の日も同じくピコドラゴン狩りをした。

狩り自体は短時間なので、午前の内に魔力切れしたので、昼休みを挟んでから、外に出てきた。

ジェリーの迷宮から外に出て深呼吸する。


森の新鮮な空気を吸うと気分がリフレッシュする。

ここに来るのも久しぶりだ。

前に来たのは1ヶ月前だ。

ルームで清水を汲むついでに、この辺りの木の実や薬草の採取をして以来だ。

近場でもまた実がなっていたりするだろう。

採取だ採取だ!



「よーし。ここで採取をしまーす。」

「「はい!がんばります!」」

「ケガしないように注意すること!ヘビとか虫とかに噛まれたら報告すること!分からないことがあったら聞くこと!いいか!」

「「はい!!」」

「じゃあ行くぞー!」

「「おー!」」


元気良く答えてくれる2人を連れて、迷宮の洞窟の近くになっているリコの実や各種薬草や野草、キノコや木の実を集める。


「これですか?」

「ああ。正解だ。それがメディケ草だ。代表的な傷薬の材料だね。」

「ほぇー。」


「これは何ですか?」

「それはホロホロ茸だね。焼いたらおいしいやつだ。」

「おお!食料ー!」


「これはどうですか?」

「それも使えるね。サクラ草って言って保存料に使えたりするよ。」

「保存料?」

「薬とか料理とかを長持ちさせるんだ。」

「へー。」


「これはなんでしょう?」

「それはね。----


そんな感じで質問を受けながらも一人で集めるより沢山採取ができた。

数は力だよね。

2人は山歩きは慣れているようで、すぐにいろいろな物を見つける。

俺が見つけたことも無いような植物素材や石を見つけてくる。

モノデオ苔という魔力ポーションの材料になる苔を見つけて来た時は驚いた。

町の材料屋で乾燥した物を見たことはあったが、天然物を見たのは初めてだ。

倒れた木の中に群生していて、俺は見逃していた。

材料屋のものよりも品質が良く、いい材料になりそうだ。



この辺りには大きな魔物はほとんど出ない。

動物か、もしくは小さな魔物くらいだ。

レベルも4~6と戦闘訓練を受けて無くてもレベル的には倒せる。

レベル的にはと言ったのは、攻撃が当たれば倒せると言うことで、当てることができなければいくらレベルで勝っていても倒せない。

当たり前の話だ。

俺のレベルでも弓矢でウサギを狩ることができないように。

ウサギ速いし、弓矢って真っ直ぐ飛ばないし、ムリ。

と言う訳で訓練が必要だ。

レベル的に勝っているので、この辺りなら大したケガもしないはずなので、戦闘に慣れるところからはじめる。

最初はウサギとかがいいかな。



という事で獲物を探す。

ウサギか、大物で鹿などだ。

ここで言っているのは普通の動物のことだ。

角の付いたウサギとか電気を纏った鹿ではなく、普通の動物だ。

普通の動物と魔物の違いは魔石の有無だ。

魔物は体内に魔石か魔球を持っていて魔力を纏っている。

その分、普通の動物よりも力が強く、凶暴なのが一般的だ。

魔力の元となる魔素は自然界に溢れているが、地域によって濃淡がある。

この辺りはその魔素が薄いため、強い魔物は生まれない。

なので、比較的安全な地域ってことになる。

竜の巣や魔の森と呼ばれる地域は特別に魔素が濃く、迷宮が近くにある地域は薄くなりやすい。

目安でしかないが、そんな感じだ。



「にゃー。」


お、シロが何かを見つけたようだ。

シロの後を気配を殺してついて行く。


「ウサギだな。見えるかい?」

「はい。」

「じゃあまずはゼン。素早く近づいて刺せ。」

「は、はい。」

「ゼン兄がんばって!」

「ああ!」



ゼンは少し緊張しつつも小剣とバックルを構えて素早く駆け出した。


「や!」


短い掛け声と共に小剣を突き出した。

足音に気がつかれた。

ウサギは逃げ出した。

そのまま追いかけて、もう一度。


「や!」


ウサギに突き刺さった小剣によって、見事に仕留めることができたようだ。

ていうかゼンの動きが速い。

え、まだレベル10未満なんですけど、俺より速くないか?


「ソーマ様!やりました!」

「よくやった!」

「ゼン兄すごい!」

「にゃー!」

「えへへへ。」


このままウサギの血抜きもやっておこう。

ストレージでやれば一瞬だけど、普通のやり方も練習しておかないとイザという時に困るからね。


「こうですか?」

「そうそう。そこを切って、後は吊るしておけばいいよ。」

「はい。」


少し開けたところに移動してウサギの血抜きをする。

小さいからすぐ終わるだろう。

そこで少し休憩しつつ、薬草も採取しつつ、ちょっと待つ。

すると、


「にゃー。」


周囲を警戒しつつごろんと寝転がっていたシロが鳴いた。

何かが近づいてきたみたいだ。

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