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俺、英雄になる?  作者: 黒猫
トリスタ編
124/200

122 英雄の石碑

少し短いです。

看板立てをさらっと終わらせて戻った次の日、何とか落ち着くことができた。

あとは後続の救援部隊を待って撤退するだけだ。

とはいえこの辺りには魔物がなかなかに多く、外を歩けば魔物に当たる。

レベルはまちまちで低レベルの魔物は兵士達でも問題はないが、それでも少数での移動にはリスクがあるだろう。

たまにだが高レベルの魔物も混じっていて一部を除いて、太刀打ちできずに全滅、ということも十分あり得る地域だ。

そういう地域だからこそ資源の宝庫でもあるのだろうが、リスクが高いのは否めない。


一気に町に戻るには全員の体力に不安があるし、このままここで休息をとるにも物資の面で問題がある。

俺がいないと物資はすぐに底をつくだろうし。

あまり放出するとまた集めるのが大変なんだけど。

肉だけは大漁なんだけど。

ゼンとクロの頑張りのおかげで。



「じゃあ、こっちはお任せしますね。」

「ええ。寧ろ大変な方をお任せしてしまって申し訳ないです。」

「いえいえ。クロが居れば速いですし、こいつがあれば運搬も大したことじゃ無いですしね。じゃあ行ってきまーす。」



軽い感じで出発した。

カレリーナ様に見送られるなんて、サイコーです!


「シロー、クロー、急がなくていいぞ。周囲の探索をしながら行こう。ゼンとイチもいいね。」

「はい!」

「にゃー。」

「ブルルー!」



物資の調達のために崩壊した陣地へ向かっている。

放置された無事な物資の回収に向かうのだ。

朝一で避難所の拡張を行い、ある程度のスペースを作って後を任せて来た。

悠長に柵を作ってたらまた被害が出るかもしれないからな。

少しでもカレリーナ様の負担が減ればいいな。



湖沿いに軽く進み、陣地を目指すルートをとった。


「ん?クロ、止まってー。」

「どうしたんですか?ソーマ様。」

「【検索】に"英雄"が引っかかった。」

「え!?ほんとですか!?」

「ああ。クロ、あっちだ。」

「ブルルー!」


クロは俺の示した方向に進んでいった。

少し進んだ所にあったのは、小さな石だ。

この前イチが掘り出したような岩じゃない。

見えている部分も20cm程しかない石だ。

その石には散々探していた英雄文字が刻まれていた。

こんなのどうやって見つけさせる気だったのか。

これまでの石碑よりも細かく長文が書かれていた。


『いやー、ここまで辿り着いた者がいるのに驚いた。すごいすごい。でもでも試練はここからが本番だよ。まだまだ先は長いよー。がんばってねー。↑あっち』



何だかイラッとするくらい、ゆるい感じで書かれていた。



「どうやらこの先に入り口があるみたいだ。」

「え、でもこの先って。」

「そうだね。」



そう。この先にあるのは湖だ。

湖の中なのだろうか。

だとしたら、なんて底意地の悪い試練だ。

まあ、そう簡単に見つかったら意味無い、のか?

たぶん、自己満足だろう。


とりあえずは近くに旅人の道標(トラベラーズマーカー)用のマーカーを設置して、陣地を目指そう。

行き詰まっていたサクセスルーム探索が進んだのは僥倖だった。


ただ、ストレージに入っている英雄の骨を粉々に粉砕してしまいそうなくらいには、イラっとした。

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