私、弟(妹)の詳細を知る
8話を少し変えました。見返して見て頂けると幸いです。
段落毎に空ける空白を増やした方が良いでしょうか...できれば指摘して頂けると嬉しいです。
「あっ、おねーさまだ!」
そう言って私に抱きついてくるフィーリアちゃん。一目見ると完全に女の子なのですが...
「一体一週間どこで何をしていらしたの?」
「魔力操作の練習をしていたんですよ...お姉ちゃんと...」
「...え? やっやっ、ヤっちゃったんですか!? それにメルお姉様と...?」
いっ、いやいやいやいや! ヤって無いから! そもそもお姉ちゃんとはヤりませんからっ...
そっ、それにフィーリアちゃんもそんなに顔を赤くしないで下さい!
「ヤ...ヤって無いですよっ! お姉ちゃんが私を怒らせらたら魔力操作できるようになったんですー!」
...ん? そういえば...フィーリアちゃんって...オトコノコ...?
「ソ、ソウイエバー、フィーリアチャンッテ、「オトコノコ」ナノデスカー?」
フィーリアちゃんの顔がいきなり濁りました...反応から、本当に男の子なのでしょう...
「...どうしてそれを...。 可愛い妹を演じていたのに...」
やっぱり...男の子なのですね...こんなにも可愛いのに...
「どっ、どうして女の子を演じていたのですか?」
「...聖女のスキルが欲しかったのですわ...って、この口調面倒くさいな...これでいいや」
随分面倒くさがりなのですね...お姉ちゃん残念です...。
「でも、何故聖女のスキルが欲しかったのですか?」
「...そんなに話したくはないのだけれど...実は、仲が良かった友達が謎の呪いに掛かっちゃって...それを直せるのは聖女のスキルだけだって言われて...」
聖女...ですか...。 ここは魔界なのに...「魔の世界」なのに聖女がいるんですね...。 まぁ、例えば風邪を引いても直す術が無かったら困りますし、いらっしゃってもおかしくはありませんね
「だから女の子の姿をしていたと...納得...はしてませんが、事情は分かりました。もしかしたらそのスキル、用意できるかもしれません」
「ほっ、本当なの!? でも一体どうやって...」
「まずは、私のスキルを見てみましょうか」
ーーステータスオープン
ーミラ=シンルー 女 12歳 ??? Lv85
職業:魔王
生命力:1500000
攻撃:1250
防御:25000
移動速度:100000
魔力:500000(100000000)
スキル:創造神の加護 魔法神の加護 武神の加護 邪神の加護 邪眼 鑑定 同族の誇り 不老 女神 天命 成長限界突破 魔力操作
称号:封印されし者 女神の代行者 受け継いだ者 魔族を統べし者
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「...うわっ、流石に2回じゃ見慣れないな...。 で、どうするの?」
「創造神の加護でスキルを作る。 それから、適当に天命でそのスキルをフィーリアちゃんに譲渡する。 それでできると思いますよ」
私からしたらとても簡単なことなのですが...本来はスキルを手に入れてから、熟練度を上げてとか色々大変なんでしょうね...
「創造神の加護って何?」
「とにかく何でも創れる凄い奴です」
「...え? 相当ヤバいスキルじゃないですか...何でそんな代物を持っているんだ?」
いやいや、私が知るわけ無いでしょう...ステータスを見るまで気づかなかったんだし...
でも、よくよく考えると、確かに何故化け物染みたスキルを沢山持っているのでしょうか...
「それは知りません...。 申し訳ないです。 とにかく、やってみましょう?」
「あ、はい。 分かりました...」
さて...と。 やるだけやってみましょう!
ーー創造神の加護を使用します。 対価としてレベルを50消費します。 使用しますか?
え? 対価払うんですか? 今までは対価なんて必要なかったのに...。 ま、この際しょうがないです! またレベルは上げれば良いだけですからね!
ーー承諾しました。レベルを消費します...
体中の力が抜けていく感覚がします...
ーー創造完了... スキル名「聖光」が誕生しました。
ん? 今さらっととんでもない事を...スキルを新しく作ったの!? てっきり現世にあるスキルの複製でもするのかと思いました...。 か、鑑定してみますか...
ー鑑定ー
聖光:全てを浄化する
「ふぇ?」
不抜けた声が出て...って、全てを浄化する!? こんな一言にこんな破壊力があるとは...。 とんでもないスキルを創ってしまいました...
「どっ、どうしたの?」
「いっ、いや、あのね? 「聖光」って言うスキルができたのです...。 鑑定したら、「全てを浄化する」って出てきまして...要するに言うと「呪いとか関係なしに、浄化できる物は全て浄化できてしまう」とんでもないスキルができちゃったのです...」
「...」
お願い...お姉ちゃんを化け物扱いしないで...十分言いたいことは分かるけど...悲しくなっちゃいますから...
「まぁ、魔王ですもんねぇ...これぐらいは普通なのかもしれませんねぇ...」
私...辛いです...。 弟? 妹に化け物扱いされるなんて...
あれ、よくよく考えたら...私のお父さんとお母さんは、私を生んですぐに死んじゃったんですよね...?
ここに居るフィーリアちゃんは...一体...。
怖くて聞けませんよ...
「あのー? 考え事中に悪いですけど、スキルを譲渡するとかなんとかって、どうするの?」
「あっ、あぁ、ちょっと待ってね...」
ーー天命... 私がフィーリアちゃんに触ると、何故かスキルが譲渡できます
とっても勿体ない天命の使い方をした気がします...
さて、フィーリアちゃんに触りましょうか...。 少し変態の顔になったのは気のせいです。
「あっ、スキルが渡ってきたのかな? 確認してみよ...ステータスオープン! ...よし! ちゃんと入ってます! 早速ハルトに試しに行こう! おねーさま! ありがとうっ!」
元気な子だな...というか、呪いを受けた子って「ハルト」っていう子なのですか...変わった名前ですね
...「ハルト」っていう言葉に魔王の職業が反応しています...どういう事なのでしょうか...
まぁ、今気にしても意味がありませんね...私は学校に残って勉強...ってフィーリアちゃん!? まだ午後の授業が残ってるのに行っちゃいました...。
まぁ、体調不良とでもクレア先生に伝えておきましょう...。
関係ないですが、部活動がとても辛いです...。(リアルのお話)
進学してから大変な事ばかりですね...。
またまた関係無いですが、レビューや、感想。 待ってます! 図々しくてスミマセン...