私、魔法の練習をする
あらすじを少し変えました
あのドラゴンとの激戦から1日が経ちました。
私は目が覚めると真っ先にステータスを確認しました。
ーーステータスオープン
ーミラ=シンルー 女 12歳 ??? Lv85
職業:魔王
生命力:1500000
攻撃:1250
防御:25000
移動速度:100000
魔力:500000(100000000)
スキル:創造神の加護 魔法神の加護 武神の加護 邪神の加護 邪眼 鑑定 同族の誇り 不老 女神 天命 成長限界突破
称号:封印されし者 女神の代行者 受け継いだ者 魔族を統べし者
~~~~~~~~~~
まさかのステータスが本当に上昇したのです。それに、魔力の上昇具合がとんでもなかったのです。100000000+500000って...とんでもないです...。
ですが、私はここで重大な事に気がついてしまったのです...。
「私...自分の魔力を感じれてない...」
初めて怒りによって魔力を放出したときにも魔力を感じる事ができず、そもそも、放出してることにも気づいていませんでした...。
つまりは、魔力を放出すれば、敵を驚かせることはできますが、魔法は一切使えないと言うことです...。
私は魔力しか歴代の魔王様達に勝てていないのに、その魔力も上手く扱えておらず、簡単に倒されてしまう魔王になってしまいます。
「お姉ちゃん...私...魔力感じれない...」
「えっ?あんなにも魔力が高かったのに魔力を感じれてないの? ...どういう事なのかしら...。 で、でも大丈夫ですよ!?魔力なら今からでも感じる修行を積めば...凄くキツいですけど...」
少しだけ私に希望の光が見えました
「お願いします...その修行方法を教えてくださいっ!」
「えっ...いや、でも...あの修行は...」
駄目なのでしょうか...? ですが、私には秘策があります!私はここに来て「姉殺しの顔」を覚えることができました。その名も...
ーー全力で目を潤ませ、お姉ちゃんを見つめる...
こんな事が効くことは無いと思っていたこともありましたが、実際の効果は...
「...っ!そっ、そんな目で見つめないで! そんなことしても...うぅ...可愛い...」
割と破壊力があるようなのです!
「負けたわ...分かりました。修行方法をお教えしましょう! ただし、教えるのは私よ。それに、学校にも約1ヶ月間通えませんよ? それでもいいなら」
私は最高の笑顔でお姉ちゃんに抱きつき、
「お姉ちゃん!ありがとうございます!」
と言うと...
「ミラちゃん...可愛い過ぎるよ...。 このままベッドに...」
い、いや、そこまでは駄目です。駄目なのです。いくら美人なお姉ちゃんでも...今は修行のことに専念したいのです...。
こうして魔力を感じる修行に取り組むようになった私は、お姉ちゃんがドSだということを知ることとなるのでした...。
~~~~~~~~~~
「さぁっ!今日から修行よ!」
お姉ちゃんはとても気合いが入っているようですが、私よりも気合いが入っているのは何故なのでしょうか...それに、お姉ちゃんがやりたがらなかった修行方法って一体...
「よ、よろしくお願いします」
「はい!よろしくお願いします! じゃあ早速だけど、ミラちゃん程強い魔力を持つ人は、自分の魔力を制御しなきゃいけないの。 何故かというと、ちょっと驚かせたら、並の人が気絶する量の魔力を放出してしまう...なんて事があったら一大事だしね。 そこで! 今日からやることは、第一に魔力を感じれるようになること! 第二に魔力操作をできるようになること! この二つね!」
何だか大変そうです...でも頑張らないと!
「実は、魔力を感じることはとても簡単なの。 でも、それを制御というのが...とても大変なの。 まぁ、魔力を感じることは私が手を貸せば1分でできちゃうくらいなの」
じゃあ魔力操作だけできればいいーー
「それじゃあ面白くないから、一から全部自分でやってみよう!」
そ、そんな...今まで一度も魔力なんて感じたことないのに...
「まぁ、ヒントだけ上げるとすると、血の流れを意識して見る。何故かは知らないけど、魔力って血に沿って体中に流れているみたいなの!」
それは初耳ですね。 良いことを聞きました。 とは言っても分からないことだらけです...それでもがんばらなきゃ!
「とにかく試すところからよ!頑張って!」
お姉ちゃんも言ってるし、試すだけ試してみよう
...? 全く分からないです...。
あっ、あれ?何故かお姉ちゃんがこっちに来た...って顔が怖いですっ!どういう事ですか!?
「何で止めてんだよぉぉぉぉぉぉッ!続けなきゃ意味ねぇだろうがよぉぉぉぉぉぉッ!!!!!」
ぎゃああああああっ! 豹変したぁぁぁぁぁぁぁぁ?!
とっ、とにかく! また始めないとお姉ちゃんが鬼になっていっちゃいます...
こうして、鬼教官と修行を続けなければならなくなってしまった私、これから体が持つか心配になってきました...
お姉ちゃんのキャラがわからないですね(笑)