私、邪神と話す
まさかの投稿できていないという事態が......申し訳ございません。
「で、なんでいきなり友達になりたいと言ってきたのですか?」
そもそも神様から私に会いに来るとは......声は聞いたことありますし、夢では見たこともありましたが、まさか実物を拝める時が来るだなんて......。
「うーん。 強いて言うなら、これから起こる事態に備えれるからかな?」
「事態......ですか?」
何が起きるんでしょうか......ろくなことは起きないと思いますがね......。
「そう。 詳しくは言えないけど、君の人生がガラッと変わることが起きるよ」
人生がガラッと......ヤバいですね。 すっごく気になります。
「まさか死ぬなんてことはありませんよね!?」
「もちろん死ぬことはないよ! でも、結構厄介なことが起きるから......」
「うっわ、凄く気になりますね......」
厄介な事と言ったらそもそも神様関係事態が厄介なことなんですよね......
「確か、あと十日で......その日の君の行動で未来が変わる。 今度こそいい方向へ傾くといいな......」
今度こそ?
「今度こそってどういう......」
「いずれ君も体験することになるよ......」
不思議な子ですね......
「一つ約束してほしいことがあるんだけどいいかな?」
「はい。 いいですよ」
「じゃあ言うよ。 「より良い未来へ」という言葉を忘れないで。 いずれ来るこの日に君が......って、時間みたいだね。 そろそろお暇するよ! 加護は渡したからね!」
「ちょっと......待ってください!」
「ん? 何?」
「いや、待つんかいぃ!」
「ツッコミごっつぁんです! ......じゃ、そろそろ行くから。 こんなことが続かなきゃ一番いいんだけどね」
「ちょ、......いや、やっぱり今のこともですが、気に留めておく程度で覚えておきましょう」
「そうしてくれるとありがたいよ! それじゃあね! ......多分もう会えないかな」
「え? だったら話しておきたいことがー......」
行っちゃいましたか......もう少し確証に迫ることを聞きたかったんですけど、まぁ行ってしまったので今更ですね......
そろそろ寝ますか......
「やぁ! 元気にしてたかい!?」
「ぎゃぁぁぁぁ!? なんかでてきたぁぁぁぁぁぁ!?」
いきなり本棚からでてくんなぁぁぁぁぁぁぁ!
「忘れちゃったかな? この声。 邪神さんだぞ!」
「......邪神......あぁ......あれ? 見た目は好青年ですね」
「お、ありがたいねぇ......好青年だなんて照れちゃう!」
うわー、好青年なんて言わなきゃよかったかな......
「明らかに面倒くさそうにするのやめて! 僕だって行ってこいって言われてきたんだから!」
へぇーそーですかい
「誰から行ってこいと?」
「女神」
「女神?」
「そ、女神」
「あ、そう。 女神ってどっかで見た記憶が.....まぁいいです。 で、何の用ですか?」
「あぁ、そうだった。 さっきの神様もどきと何を話しをしていたんだい?」
「神様もどき?」
「あいつは神様でも何でもないと思うよ。 女神が知らないんだから。 次見かけたら言ってね。 破壊するから」
「破壊って......で、でも! 悪いことをするような子ではありませんでしたよ!」
......女神が知らない? さっきあの子は「女神が怒る」とか言っていましたが......
「まず、君と接触したことが問題なんだ。 これから先の予言、未来予知、天命とかにはそんなこと一切書いてなかったし、聞いてもいないよ。 それを覆したんだ。 これは未来が変わった恐れがあるからね」
「神様たちの力で探せないんですか?」
「それがね、どこを探しても同じ個体は存在しないし、もしかしたら死んじゃったのかな?」
「え!? 死んじゃったってどういういう......」
「そのままの意味だよ。 そうでもない限り僕たちが見つけられないことなんてないからね」
「そんな......」
「でも殺されたわけじゃないだろうね。 そうだったらこちらからも確認できるし」
「でも死んじゃったとは限らないです......」
「そうだねぇ......あともう一つだけレーダーに映らない方法があるけど、現実味がないな......」
「え!? 何ですかそれは!」
「未来、あるいは過去から来た可能性があるという感じかな?」
未来......これってもしかしたら......
「あの、さっき私たちが話している内容って聞こえていましたか?」
「いや、それがいつもは聞こえているのに聞こえなかったんだ......。 相手は相当な手練れだねぇ。 こんなことができるのは女神とミラちゃんのガチパワーくらいしか無いよ?」
過去から来た可能性があると言った時点で、さっきの話は聞こえていなかったものだと思ったんですがビンゴですね。
恐らく、さっきの少女は未来から来た子で、私に助言をしに来てくれたという感じですかね? それなら現在の女神が彼女を知らないのにも筋が通りますね。 未来の女神が彼女をこっちまで送ってきたのでしょうか......。
「どうしたの? 考え事?」
「あ、いえ、何でもないです。 情報が手に入ったら知らせますので今日のところはお帰りください。 眠いです」
「あ、ミラちゃんはお寝んねの時間だね。 それじゃあ今度ちゃんと教えてね! それじゃ!」
「子供扱いすんなぁぁぁぁぁぁ! ......まだ子供ですけど......」
というか、さっきの子ってどこかで見たことがある容姿でしたが......そんなはずはないんですが、感覚的に20年ほど前に......。
これって前世の記憶が戻ってきたんですかね? 記憶が戻ったらどんな人間だったのか気になりますね......
すべて戻るまでは時間がかかりそうですが、楽しみですね
というか、気づいたら元気になってますね。 明日は......クレア先生に会いたくないですが、しょうがないですし、何をしていたか思い切って聞いてみましょうかね?
とにかく寝ましょう。
ーーおやすみなさい......
結局この小説だけで完結しそうです。 その時はその時で




