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勇者side 俺、召還される

 ...テスト期間中で、部活が無い! ...と思ったら、私の行っている学校はとても部活が強いので、休みにならないんです...。 投稿内容がこれから1週間程薄くなります。 ご容赦下さい...

「...何だ? 何処だここ?」


 俺は、気がついたら見知らぬ何もない真っ白な部屋に居た。 そもそも部屋ではなく、空間とでも言えるだろう


「おぉ、やっと起きたか! まさか儂もミスることがあるとは...」


「ここは何処だ? そしてお前は誰なんだ?」


 そりゃ、いきなり爺さんが目の前に現れたら聞きたくなるだろ?


「誰って、神様じゃぞ?」


「...は?」


 ...何で俺の目の前にヨボヨボの爺さ...神様が居るんだ? 俺何かしたっけ?


「いやぁ、間違えて魂管理サーバの「中井 春人」の魂を切ってしまってな...悪いが、死んでしまったというわけなんじゃ」


 ...何言ってんだろうな? この自称神様の言葉は信じて良いのか分からんし、そもそも俺が死んだって? そんな柔な体はしてないはずだぞ?


「...信じてないようじゃな? 俺を見ると良い」


「ん? 何々? ...墓?」



 神様の映し出した映像には、お盆の時によく墓参りに来た墓が映し出されていた。



「...何故墓なんて写しているんだ? 嫌な予感がして溜まらないが...」


「ほれ、良く見てみろ。 墓の後ろの卒塔婆を見てみろ? な?」


 ...嘘だろ? 1枚だけ真新しいのが...それに俺の名前が書いてある...


「おい! これはどういう事だ!?」


「だから言ったじゃろ? 儂のミスでお前さんは死んでしまったと。 もうお前の親族が、お前の体を火葬してしもうたからのう...魂は戻せないな」


「そ、そんな...なんでもこんな奴のせいで死ぬなんて...」


 ...畜生。 何なんだよコイツは...夢じゃ無さそうだし、にしても、死んだときの記憶がないが...


「お前さんは、寝ていたときに心臓発作を起こして死亡した事になっておる。 ...実際そうなったからな」


「...で、お前は詫びてもしてくれるのか? お前のせいで俺は死んだんだぞ!? それくらいは考えてくれてるよな!?」


「まぁまぁ、そう慌てなさんな。 儂とて悪いとは思っておるからな。 ...そこでだ、普通は魂をこちらに寄越してしまった場合、記憶を消す決まりなんじゃが、記憶を消さないでやろう」


「...それが何の特になるんだ? お前に殺された記憶自体は残るぞ?」


「まぁ、安心せい。 地球とは違う所に生まれ変わらせてやる。 ...勿論人間だぞ。 有難く思え」


「俺を殺しておいて、良くそんな口を利けるな?」


「...まず、基準があるんじゃ。 一度人間になったら、その次はそれ以外の種族になるようにしなゃいけなくてな...それに比べれば良いじゃろ?」


 確かにそうだが...まぁ、家畜の豚等になるのはごめんだしな。


「違う世界とはどういう事だ?」


「うーんとじゃな...そこはあっちの神様に聞いてくれ。 まぁ、とにかく言うと、お主の記憶から抜いたものじゃが、お主は「ラノベ」と言われる著作物が好きだったようじゃな? それに近い世界へ送ってやろう」


 ...異世界か? 今は異世界へ行ったところで体はないぞ?


「そう心配するでない。 体は召還されたという名目にすれば再構築出来る。 ...一度、再構築しようとして、できなかった少女が居たが...災難な目にあっているらしいな...今度救済を与えよう」


 何だ、もう一人異世界へ行った奴がいるのか...少しは安心できたが、災難な目...か。 俺はそうならないようにしなければ


「まぁ、そろそろあっちの神様の所に魂を転送するぞ。 じゃあな、また会えたら会おう」


「え? あ、おい! ちょっと待て! まだ聞いていないことがーーー



 このまま俺は異世界へ転送された



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