私、授業でいろいろ知る ~その1~
昨日は投稿できず、申し訳ございませんでした。 というか、時間設定したら投稿されていませんでした...
「はぁ...」
...と、ため息を漏らすミラ。 理由はもちろん、朝に見た夢のせいである。
「...おはよー。 ...どうしたの? ミラちゃん? 調子が悪そうだけど...。 も、もしかして昨日のことまだ怒ってる...?」
そこに起きてきたのは姉のメルである。
「昨日みた夢が...ひどい夢でして...。 ...予知夢みたいな感じの夢でした」
「どんな夢だったの?」
「...私が、15年後に殺されちゃう、という夢です...」
「え? なんでミラちゃん殺されちゃうの? まさか...人間共が勇者隊でも結成して、ミラちゃんを討伐しに来るのかしら?」
メルの顔には青筋が上がっている。
「...」
「だ、大丈夫よ! 私がミラちゃんを守るからね! ほら! 朝食の時間ですよ!」
「...はい」
こうして、朝食の準備に取り掛かった
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「おはようございます。 メル様、ミラ様。」
「あ、イリスさん。 おはようございます。」
「イリス。 おはよう。 朝食は?」
「準備できています。 食堂へ向かってください。」
...今の言い方だと、イリスさんがご飯を作っている感じの言い方ですね。 聞いてみましょうか?
「いつもご飯を作っているのって、イリスさんなんですか?」
「そうですよ。 お口に合っていますか?」
「はい! とても美味しくて、毎日ご飯の時間が楽しみですよ。」
グルメの舌を唸らせる料理なんてそうそう無いため、イリスの料理方法について気になるミラでしたが...
「ほれ! ご飯お時間が遅れちゃうぞ!」
...お姉ちゃん...話の邪魔をしないでください...
「...私の料理がおいしいって...と、尊い...」
もうだめだこの家...
ミラはそう思いましたが、何も口には出さず、食堂へ足を進めた
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「久々の学校です!」
そう一言、あくびをしながら、歩いていると、後ろから足音がしてきた
「何言ってるのです? たかが一日休日だっただけなのに...。 あ、おはよう」
...「弟」のフィーリアです...
「おはよう。...昨日はその一日が長かったのです...」
そう言って、ミラは学校へと足を進ませた。
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「皆さん、おはようございます! 休日は楽しめましたか?」
...クレア先生です...この人は毎日平和な感じです...。 生徒はみんな揃って死んだ魚のような目をしていますのにね...。
そんなこんなをしていると、今日の一時間目が始まった
「...今日は地理の授業からですね。 皆さん、張り切っていきましょう!」
...はーい
と小さな声が教室のところどころから聞こえてきていた
「まずは基礎からですね。 いま私たちのいる大陸は、人間の住む大陸を覆い囲むようにできた「グランコンティ」といいます。 以前いた勇者が来た世界の言語を使ったそうです。 ちょっと「勇者」っていうのが気に食いませんが...」
...最後先生の本性が見えた気がしますが...
「対して、人間たちの住む大陸の名前は、「センターコンティ」といいます。」
なんというか...すごく昔に、聞いたことのある気がする言葉です...。 何か縁でもあったのでしょうか?
「そして、この私たちがいる町は「マリウス」といい、グランコンティの中でも最も北に位置していて、温暖な気候をしています。 一般的には、南に行くほど寒くなりますが、ここは年中過ごしやすい気候をしています。 それが理由で引っ越してくる人も多いと聞きます。 名前の由来は、マリウスという初代魔王様が作った町だからだそうです」
結構栄えている町なんですね。 ここってねぇ...
「地理なんてつまらないですわ...」
ダメです、フィーリアちゃん。 それを言っていたら勉強が頭に入らなくなります...
「せめてもう少し頑張ってみましょう。 ...ね?」
「おねーさまが言うならしょうがないですわね...。 私頑張ってみます!」
こうして午前の授業が終わった
そして、午後の授業では...
「えーっと...午後は、算数ですね」
「げっ...」
見るからにいやそうな顔をしたフィーリアがいた...
「苦手...おねーさま! また教えてほしいのですわ!」
「はいはい...」
...さすがにそろそろ上達してもいいんじゃないのですか?
「えー..今日は新しいところに入りましょうかね」
そこには、顔が真っ青になったフィーリアがいた
「...大丈夫ですよ! 私も頑張って教えますので...」
「ありがとうございます...おねーさま...」
そんなウルウルした目で見ないでください...そこまで語彙力がないから教えるほうもきついのです...
「今日は引き算というのをやってみましょう」
...なんだ。引き算でしたら簡単ですね!
そして20分後...ひと通りのやり方の説明が終わった
「...なるほど、わかりませんわ...」
...本当に算数が苦手なのですね...
「おねーさま...この計算はどうするのですか?」
ミラがその式を見ると...
7-5=
と、書いてあった...
...マジですか...
「じゃあまずは指で数えてみましょう...。 まずは両手を使って7を作ります、そうしたら、そこから5本指をたたむ。 そうして残った数は何でしょうか? という問題です。 さぁ、やってみてください」
フィーリアは唸りながらも頑張って答えを導き出し...
「2...ですか?」
「正解です」
...なんで私が教えるとできるのでしょうか...もしかすると...授業を聞いていないのかもしれませんね...。 大問題ですよ...
「...やっぱりおねーさまの教え方が一番です!」
「そ、そうかな...ちょっとだけ照れちゃいますよ...。 ありがとうございます。」
「こっちが感謝する側なのですよ!」
...うれしいものですね。 感謝されるのって...
そう思い、人生初の「感謝」の温かさを知ったミラであった
慣れないパソコンで書くものじゃないですね...
明日はなるべく長めで書きます。




