表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
93/272

王の願い

ガシッ


しかし、ファラオはノールックで手のひらで受け止める。


「お前も足掻くな…某ガキ大将を知っているなら、この世界の者では無いのだろう?同じ世界から来た者のよしみで教えてやろう」


「なにをだ?」


「余はお前と同じ能力が使える自分の周りの時を操る能力だ」


「やっぱりか…」


「フフフ…そして、その倍率は1000倍だ!」


「なん…だと…?」


「本来なら530000倍と言いたい所ではあったのだがな…残念ながら、たったの1000倍の速度でしか動けん、同じ王として情けない限りだ」


いやいや、俺の10倍だよ!充分にチートでしょ?女神様ちゃんとゲームバランス考えてよ!



「さて、絶望的な数値を認識したところで余からの提案だ」


「なんだ?」


「お前の能力は使える、超龍と違って頭も悪くは無さそうだ」


「何が言いたい」何となくは分かるが


「余の配下になれ!共に新世界を築こうぞ」


新世界とは大きく出たな、だがファラオの実力なら無理とは言えないな…現在、無職どころか囚人だからな、別に再就職する事自体は嫌では無いが、どんな会社かぐらいは知りたい。


「お前の目的はなんだ?」


「安心して眠りたいだけだ、その為にこの大陸全土を支配する、そして千年、いや万年王国を築くのだ!」


「眠りたいため?勝手にダンジョンに閉じこもって寝てれば良いだろ!」


「フッ…余は死んだ後、墓荒らしどもに墓所が荒らされて元の世界ではゆっくりと休めなんだ…それは何故か?誰も墓所を守る者がいなかったからだ!何故、墓守がいなかったか?それは余の国が滅んでいたからだ!」


なるほど…そりゃそうだ。この世界でも同じだ。

なんせハンターがいる、古代の王が眠っている墓所(ダンジョン)なんてワクワクしかないものな


「だから、余は女神と契約して限りなく不老不死に近い体を得た!そして、この国の王族と契約して余の墓守り兼執事をさせておる。その代わりに何かあれば余と配下のモンスター達が国を守ってやる契約でな」


「それなら、なぜ戦争を?」


「それは、他の国がある以上攻め滅ぼされる可能性がある…だから大陸全土を支配するのだ」


なるほど、全てはファラオの安心安全の為にと言うことか…ある意味、前職の警備会社と共通しているから御社の理念には共感出来ますし、私の経験も生かせると思います。


と言いたい所だが…


でも、その為に戦争すると言うのは如何なものかな?


かと言って死にかけの無職の俺には選択肢もないか…


「条件がある!」


「なんだ?言っておくが、あの王子の命なら助ける事は出来ん」


「何故だ?」


「王具がやっかいだ…余とは相性が悪い、安心出来ん!」


安心出来ない?ファラオ程の力を持つ王が?


「どう言うことだ?」


「その質問に答える必要はない、それより返事を聞かせてもらおうか?最も死にかけている、お前に選択権があるとは思えんがな!」


不敵に笑う褐色金髪の美少年、ドMのゲイの人ならご褒美なんだろうな…俺は違うけど


だから「だが、断る!」


まあ、定番だからね。ギャグとして鉄板でしょ?


「なぜだ?とは聞かんし元ネタも分かるが、お前はそう言う男なんだろう…ならば死ね!」


いきなりですか!?やっぱり、今回は縁がなかったと言うことで…とか言えば良かったのか?


ファラオの顔には一切の表情がない、中学生か高校生くらいの美少年とは思えない、冷酷な王の、いや大人の顔だ。


気がつくと、一瞬で俺の胸ぐらを掴みファラオが拳を振りかぶる…あっ死んだなと素直に思えた、選択肢間違えたら即死かよ、クソゲーだよ!


ゲーム感覚だったからか分からないが不思議と恐怖は感じなかった。


目を閉じて死を受け入れ様とした瞬間


ダムダムダムと銃声がした

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ