マーリー
マーリー視点
キングキマイラが変身?
金髪眼鏡の執事にしか見えないな…ぱっと見はね。
「さてさて、私は何方をもてなせば良いのですか?なんなら全員でも構いませんよ」
だと?ペテン師はさっき死にかけてたし、兄さんはやる気なしか
やれやれ、僕がやるしかないか
アイツは疲れてないとか言ってるけど…たぶん嘘だね。
そんなに鉄火場に慣れてないはずだ、異世界からやって来て争い事には殆ど慣れてないみたいだからね。初対面の時は気づかなかったけどね。
「ふん!無理しないで良いよ…それに足手まといはゴメンだからね」
キングキマイラは握手を求めてきた…絶対にあやしいな。
僕のスキルは鑑定だと皆には言ってるが正確には違う…相手の過去全てとそれを元に予測した少しだけ先の未来が見えるスキル【天眼】を持っている。
ただし、普段は眼鏡を掛ける事により効果を弱めているので鑑定程度の力しか持たないけどね。
僕は一瞬、眼鏡をずらして天眼を使う、凄まじい情報が入ってくる…頭が痛いし目が眩む!直ぐに眼鏡を戻す。
こいつは見た目と違ってとんでもないクズ野郎だ…だが、それなら逆手に取って利用してやる!
「ああ、よろしく」
と手を差し出して握手した…その瞬間だった
予定通り奴の右腕が蛇の姿になり、僕の右腕を噛んだ
ぐあぁと叫び声を上げながら、のたうち回る…演技としては、こんな物かな?毒は神経性の毒だな、この程度なら暫くは活動出来るから問題ない、せいぜいピエロを演じて油断してもらうとしよう。
こいつは僕と兄さんがマゾーカさんに会う前によく見た貴族連中と同じだ、相手を利用するか貶める事しか考えていない。
僕は右腕を抑えてうずくまったまま、キングキマイラを睨み付ける
「くそくそ!よくも僕を騙したな!」
悔しそうに叫んでおいた。
笑いながら何か言ってるな…早く油断しろ時間が伸びると体力を消耗する!まだ二匹残っているんだからな
何?アイツが僕を助けようとしてる?余計な事を!僕の演技が無駄になるだろ?
今度はエリクサーを投げようとしてるぞ、信じられないお人好しだ!あんな高価なものを僕の為に投げるなんて…まあ、無駄になったけど。
僕は兄さんと目が合う、頷く兄さん。任せた!
「フフフ、どうやら動けなくなった様ですね。私はね草食動物だけに慎重なんですよ!もう大丈夫だ…」
今だ!天技・「油断死種!」
ケンシン視点に戻る
「油断したね…」と言うと同時にマーリーが膝をついた姿勢でホルスターから銃を引き抜く、右手の指で銃のトリガーを引いたまま、左手で撃鉄を弾く様に叩き弾を三発発射した…
その弾は執事の顔、蛇の頭、ライオンの額に照射されていた赤い点へと正確に命中する。そして撃ち終わった銃は指で、くるくると回りホルスターに収納されていく。この間、恐らく0.2秒にもならないのではないだろうか?
俺はタイムを使ってスローモーションで見ていたから分かった…実際の早打ち名人の技はネット動画で見てもらえば分かるが肉眼では殆ど見えない位だ。
俺じゃなきゃ見逃しちゃうね!
ついでにマーリーを鑑定する。
ステータス
name マーリー.S
レベル 99
HP 200(+100) SP200(+100) ST200(+100)
攻撃力100(+100)
防御力100(+100)
職業 マスターハンター
職業補正
①レベル以外の全ての能力に+100
②いずれかの得意とする系統の武器の真名解放スキルMAXが使える。
③全ての状態異常、妨害スキル等に対して抵抗力を持つ。
スキル
1 百発百中…どんな体勢から撃っても必ず的に当たる。
2 以心伝心…深い絆を持つ相手と言葉を交わさなくても意志疎通が出来る。
3 銃真名解放MAX…銃系の武器の性能を最大限に引き出す。
天技 油断死種…心の油断は致死の種と言うことわざ通り、戦闘中に相手が気を抜いた状態になった時に一度だけ使える技、相手のウィークポイントがレーザーポイントされ、そこに寸分違わず攻撃を打ち込むと即死級のダメージを与えられる。
※マスターハンターの職業補正による抵抗を受け情報が不足しています。これ以上の鑑定は現時点では不可能。
以上だ。
油断したねって天技の名前だったの?因みに心の油断は火事の元なら聞いたことあるが…恐らくは、この世界のことわざなんだろう。




