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ガフガフ

「ちょっと、ちょっとどうなっているんですカアッ」


ちょうど演奏が終わったモトラッドが、こちらの様子に気づいて声を掛けてきた。


《フン!お前には関係ない》


ドラゴニュートが立ったまま、腕を組んでムスッとした表情で答える。


「おいおい!超龍チャーン!頼みますデスダヨ?」


ふーん、名前あったんだね。


《貴様の命令でやっている訳ではない》


「なにっ?ちょっと顔が良いからってトカゲ風情が!」


イライラして超龍?に怒鳴り付けるモトラッド


ギロっと睨み付ける超龍


「ひっ」


とビビりながら金髪グラサンのマッチョメンの影に隠れるモトラッド。


うん、安定の小物ぶりですね。アトラさんとはえらい違いだな…


「お恥ずかしい限りです」と俺に向かって頭を下げながら言うアトラさん。


《おい!確かに簡単に勝っては面白くないとは思ったが2試合連続で負けるとはな…》


後ろで見ていたファラオが超龍に話しかける


《ははっ申し訳ありません》


ファラオに向き直ると直ぐに膝をつき頭を垂れる超龍。


《次こそは必ず》と頭を垂れたまま言う超龍さん


それ、負けフラグですよ…


《おい!三匹!》


超龍が舞台の上に声を掛ける


そちらを見ると、先ほどのキングミノタウロスの死体の上に三メートル位の黒いフードをまとった奴が覆い被さっていた…ガフガフぐちゃぐちゃと言う音が聞こえる…まさか?


黒い怪しい奴がフードを取ると


眼鏡をかけた黒い山羊の頭を背中の上に付けた金色のライオンが現れた。


尻尾には蛇の頭も見える…キングキマイラだ!

黒山羊が

《すみません、余りにも美味しそうだったので》

ライオンが

《ゲフ~やっぱり金毛牛の肉は最高じゃあ!》

蛇が

《貴方ばかりズルいわよ!私にも食べさせないと踏んづけるわよ!》


三人、いや三匹がそれぞれバラバラにしゃべる。


《すみません超龍殿!しかし、さっきまでのやつらは四天王とは名ばかりの数合わせに過ぎません…私達三匹と貴方を合わせた四人こそが四天王だとは思いませんか?》


と言うとフフフと笑った


しかし、超龍と山羊が会話をしている間も下で二匹は言い争いをしている。


何を言っとんじゃ蛇の分際で!どうやってワシを踏んづけるんじゃい!きいいぃっ、生意気よ!下の土台の分際で目上の人への礼儀がなってないわ!なんじゃとお?等々。


《ふう…分かったから早く変身しろ!うるさくてかなわん》


《おっと失礼、では貴方達!変身しますよ!》


《なんで、いっつもお前が仕切るんじゃ!》


《そうよそうよ!》


《くっ!お前ら!ファラオの御前であるぞ!》


と超龍が叫ぶと、三匹は大人しくなり三匹とも頭を垂れる。


《うむ、苦しゅうない》


ハハーと三匹が舞台の床へと頭をつけると、俺達の方に向き直る。


《ファラオの機嫌を損ねる前に全員死んで頂きます!それでは行きますよ!ハアアー!》


と叫ぶとキングキマイラの身体が金色に光輝き、辺り一帯を光に包む。


そして光が収まると何故か黒い執事服を着たミディアム位の長さの金髪イケメン眼鏡執事が姿を現した。


「フフフ、お待たせしました」と言って眼鏡をクイッとやるイケメン執事。


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