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ファラオ

「ファラオ!」


目を見開いて驚愕の表情を浮かべるアトラさん


「久しぶりだなアトラ王よ 」


ファラオって?エジプトの王様だっけ?


「それはそうとして皆、頭が高いのではないか?」


腕を組んでふんぞり返りながら言うファラオさん

彼の身長は160センチ半ばぐらいだろうか?


俺とアトラさんは180ぐらい、マゾーカさんは190センチぐらいだから、みんな頭が高い事になるな…


そう言う意味では無いんだろうけどね。


「皆さん早く跪いて下さい!」とアトラさんが言う


俺は慌てて跪く。偉い人なんだろうしね。


しかし…


「おいおい坊主、お前は一体何様のつもりだ?」


とマゾーカさんが立ったまま、ファラオに声を掛ける。


「マゾーカ!」


跪いたまま、振り返り注意するアトラさん


「ああ?俺はプレイでも無いのに意味もなく跪ずいたり、靴を舐めたりはしないぜ!」


と舌なめずりしながら返すマゾーカさん…


靴は言ってないよ!あんたがやりたいだけでしょ!


《如何いたしましょう?私が躾を致しましょうか?》


跪いたまま、顔を上げてファラオに聞く鳥男、あれはグリフォンキングだな…グリフォンの胸から下の部分が、かなり人化して羽根の色が金色になっている。もちろんS級モンスターだ。


そのS級モンスターが臣下の礼をとると言うことはまさか!?


ファラオが左手でキングバードマンを制する。再び頭を垂れるグリフォンキング。


その次の瞬間!ファラオの姿が消えた


なっ!?と言う声が聞こえて振り返るとマゾーカさんの正面にファラオが立っていた。そして…


「頭が高い!」


と言ってマゾーカさんを殴り付ける!


マゾーカさんは咄嗟にブロンズシールドでガードするが、ファラオの拳がその盾を貫きマゾーカさんのシックスパックに到達する!


ぐぼげっと声を上げながら10メートル以上飛ばされるマゾーカさん!


「マゾーカ」と駆け寄って介抱するアトラさん。


「ほう、あれで死なんとはな…貴様か?キングトロールを倒したのは?」


少し眉を動かして驚いてるのかな?ファラオが言う


「ぞ、ぞうだったら何だってんだ…ぐぼっ」


と血を吹きながら答えるマゾーカさん。


「まあ、アイツの事はどうでも良いが、一応は余の所有物だ!それを倒した貴様には罰を与えねばなるまい」


そう言うと、ファラオはゆっくりとマゾーカさんに近づいていく。


くっ!さすがに助けないとヤバそうだ…


そう思って俺が立ち上がろうとした時だった


(待って下さいケンシンさん!)


この声はアトラさん?


(何ですか?早くマゾーカさんを助けないと…)


(駄目です!特に立ち上がらないで下さい!少なくともファラオの目線より上には)


(どういう意味ですか?)


(そのままの意味です。ファラオは身長が低めなのを気にしているんです)


頭が高いって、そう言う意味だったんだ…


(ファラオは私が止めますので何があっても大人しくしていて下さい!少なくともファラオが居る間は)


「お待ち下さい」


アトラさんが膝をついたまま、ファラオの前に立ちはだかる。


「何の真似だ?余の邪魔をするのか?」


この状態なら頭が高いって言われないみたいだな


「このアトラの命に免じて、この者を助けて頂く様にお願い致します」


「ほう、命をかけてか…そこまで、この男が大事なのか?」


「よ、よせ…俺を庇う必要はな、い」


と言うマゾーカさん。何か様子がおかしいな…顔が青いとか、そう言うレベルじゃない、土気色だ。


「まあ、良い。放っておいても死ぬだろうしな。それより、余はお前に用事があって来たのだ」


ホッとしてため息をついた後、再び跪くアトラさん


「はい、戴冠の儀式ですね」


「うむ、奴が新しい王に相応しいかどうかは別として…考え方自体は、お前よりも余に近いものがあるからな」


「はい、分かりました。直々に御迎え頂き恐縮です」


「フッ…まあ今はまだ、お前が契約者だからな」


と行って、行くぞとアトラさんに声を掛け、エレベーターへと向かうファラオ。


その後ろを付いていくアトラさん、一度だけ振り返ると


(ケンシンさん、私達が去ったら直ぐにマゾーカにエリクサーを飲ませて下さい)


(はい、分かりました)


と答える…今は下手に動かない方が良いって事か


アトラさんは更に


(それと、ラプツェルとマーリーに合流するまではファラオに挑まないで下さい。万全の状態でなければファラオには勝てません)


一呼吸置いてから


(なぜなら彼はモンスターの王の1人、災厄王ですから)


と言った。

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