伝説の武器?
「こいつは一体誰の作品だ!」
と興奮するマゾーカさん
「いや、私も貰い物なので詳しい事はわからないのですよ」
と、いつもの言い訳をするオレ
「このクロスボウガン…見たこともない素材で作られている。グリフォンの素材ほどでは無いけど軽くて扱いやすい、しかも、恐ろしく頑丈だ…」
マーリーが手で叩いて確認してる、スコープがどうたら取り外してカメラの素材としてどうたらとか…壊そうとするなよ!
「この杖もだ…」
と言いながら木の杖を噛んでいるラプツェル、そのあとナイフを突き立て様とするが刺さらない。
「このブロンズの盾も完璧な作りだ、何故だろうなブロンズ製なのに、全く壊れる気がしない」
と普通に武器(ランスと盾はセット)に見とれるマゾーカさん。
やっぱりこの人が一番マトモかも知れない…打っちゃってゴメンやで
「フフフ、私も製法や謂れは全く知りませんが…その武器や防具は絶対に壊れません」
「「「な、なんだって!」」」
変態ハンター3人の声がシンクロした。
「そんな物は伝説の武器や防具と変わらんじゃないか!」と興奮するマゾーカ
「いえ、絶対にと言うのは語弊がありましたね…強化するために打ち直す時だけは別です」
と言い直すオレ
ゲームの設定では、そうだった。
武器が壊れたりした事はない、それをこの世界で再現しようとしたから、そういう仕様なんだろう…それと
「それと、モンスターの王とでも戦えば話しは別ですがね…」
事実、熊王には壊されちゃったからね…
「ハッハッハ…そんな事はそうそうあるまいよ」
豪快に笑いながら言うマゾーカさん。
ちょっとちょっとフラグぽいからやめてよ。
その時に皆の顔を見渡したがアトラさんだけは糸目じゃない真剣な顔つきだったのが気になった。
「アトラさん、どうかしましたか?」と聞いてみる
「いえ…」
と直ぐに表情を戻し糸目の笑顔になるアトラさん。
ん?と思って詳しく話を聞いてみようと思ったが
「ケンシンさん!申し訳ありませんでした」
王子が俺に近づいてきて頭を下げる。
「え?」
「いえ、そんな素晴らしい武器とは知らず…私の目は節穴でした!」
いやいや、この世界では凄いかも知れないけど、ゲームでは普通の最低ランクの武器だからね?
性能はこっちでも大体そうだしね。むしろ普通に見る目あると思うよ。
「いえ、性能としては大した性能はありませんよ…ただ、恐ろしく頑丈と言うだけの物です」
と手を振って、大したことないんやでアピールをする
「その、恐ろしく頑丈と言うのが凄いです!普通の武器はどんなに良いものでも戦いの中で破損して補修が必要になります。今の状況では、そんな事は出来ない…だから、どんなに良い武器よりも私達にとっては最高の武器達です!」
と興奮して目をキラキラさせる金髪ポニテの美少年
「ああ、全くその通りだぜ!それが分かってるなら、さっきの態度は帳消しにして百点やっても構わない、そうだろ?」
笑顔でウインクしながら、こちらにサムズアップして同意を求めるマゾーカさん。
「ええ、全くその通りですね…フフフ」と笑うオレ
「いやあ~」とか言いながら照れて笑う王子、その後みんなのテンションも激上がりだ!
最後の晩餐会は大盛り上がりだった!




