高級住宅とバスケット
「ここで合っているのか?俺には別荘の様に見えるんだが?」と刑務官に聞いた
そう、この世界では、大きくはない方だが、二階建てのお洒落で高級そうな家だ。
都内だと何億かしそうだ…刑務所?の地価は分からないがな
刑務官は鼻で笑いながら
「フンッ!確かに貴様ら囚人には勿体ない屋敷だな、しかし他に貴様の様な頭のおかしい人間を入れる施設が無かったからな…仕方ないだろう」
エエー俺はさっきのマゾヒストと同じ扱いなんですか?
まあ、急に女神様の銅像に「殺せー!」とか言いながら頭をぶちつけてたし、良い言い訳が思い付かなくて「俺には悪霊がついてる」とか言ったけどさ…そう考えるとひどいな、うん!
入り口の前には鎧を着た屈強なオーガが二匹立っている。その内の一匹がガチャとドアを開けると、また後ろから蹴りを入れられて中に押し込まれた。
後ろ手に手錠をされていて、うまく受け身が取れず床にのめり込む様に倒れた。
刑務官が「精々、頭のおかしい奴同士で楽しめ」
と言い、直ぐに扉がガチャリと閉まる。
リビングで、うつ伏せに寝転んだまま、どうしたものかと考えていると…カシャカシャッと音がする。カメラのシャッター音か何かか?
音のした方を見るとメガネをかけた大きなカメラを持った男が柱の影から、こちらを盗撮している。
「おい!お前なにをしてる?」
寝転んだ状態のまま、顔を上げて質問する
一瞬ビクッとしてシャッターを切るのを止めたが、しばらくすると再び、カシャカシャと盗撮を始めた…
少しムカッとしたので
「フンッ」と手錠を引きちぎり、素早く立ち上がって近づき相手のカメラを取り上げた。
「ああっ!何するんだよ返せ~」と抗議の声を上げる男
カメラ越しで分からなかったが、メガネをかけたミディアムぐらいの長さの銀髪イケメンだった。
必死でカメラを取り返そうと動いている
俺はカメラを両手に持ち上体のみを動かして、かわす。ちょうどバスケットの試合のオフェンスとディフェンスの様な状態だろうか?
それにしても、身体能力が超人的に上がっている状態の俺のフェイントについてくるとは…こいつもただ者ではない!
しかし、一瞬下にカメラを持ちドリブルで抜くと見せかけて、後ろに飛びながらシュート、カメラは軌跡を描きながら居間にある大きなツボへと吸い込まれていった。ガランガランと言う音と共に
「フッ…勝った!」
軽く汗と髪をぬぐいながらガッツポーズをする俺
あ~なんて事を貴重なアーティファクトのカメラが!と言ってツボに向かって走る銀髪の男
「お疲れ様タオル」
と後ろから声を掛けられて、受けとる俺
「ありがとう」と言い、軽く汗をかいた髪の毛をふく。
ん?と思ったが、まあ良いか。ついでにさっきのトロールに舐められて汚れた部分もふく。
拭いた後でタオルを返そうと後ろを振り向くと




