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女神への報告?

その後、俺達は当初の目的である女神像に祈りを捧げに行く事にした。


女神像は町の中央の広場にそびえたっていた。

周りにはベンチ等が置いてあり、市民の憩の場となっているようだ。


お供え物が必要とか言ってたな…像の下には2メートル程の高さの台座があり、その手前に供え物を置くらしきテーブルがあった。


置くらしきと言うのは、そこには何も置かれていなかったからだ。あまり人気がないのだろうか?


さて、お供え物は何にすれば良いのかな?


と思っていると。ギルモが俺の手をチョイチョイと引っ張る。


「どうしたんだ?」とギルモを見ると


「はい、これ」と言って片手に持っていた包み紙を両手に持ち直して俺に渡そうとする。


「もしかして、お供え物?」と聞くと


こちらを見て笑顔でうなずく美少年。ええ子や!

思わず抱き締めてしまったよ。

思ったより強く抱き締めてしまったらしく…く、苦しいと言われてしまった…

そうだった少しは気をつけたつもりだったが俺は人間を辞めてるレベルの身体能力を持っていたんだったよ。


慌ててギルモを離し、謝る。別に大丈夫だよと笑っていたが念のために回復薬を飲ませた。うちの子に万が一の事があったら大変ですものね。


その後、女神像に先ほどギルモから受け取った包み紙を供えてひざまずき祈りを捧げる。


するとテーブルの上に置いた、供物がキラキラと光り輝き消えて行った!まるで成仏して天に帰るように。


同時に頭の中に声が響いた。


《面を上げなさい》


ハッと上を見る。銅像には特に変化はない。

左右を見るとギルモが驚いた様な顔でこちらを見ていた。熊王は特に驚いた様子はなかった。


《あなた達三人にだけ聞こえる様に直接、心に話しかけているのです》


「なるほど、そういう事ですか」


《そうよ!因みに周りには声は聞こえてないからね。1人で喋ってる危ない人だと思われるかもよ》

「え?そうなんですか?」


とキョロキョロと周りを見る。何人かと目が合うヤバい奴と思われたのかな?


《冗談よ!たま~にだけど話しかけてる事もあるしね。他にも勝手に神の声が聞こえる!とか言ってる本当に危ない奴もいるけど…だから話さなくても大丈夫よ!念話って言うか心を読むから》


え~!と一瞬思ったけど…まあ仕方ないか


《そういうこと、ギルモ!》


「は、はい」慌てるギルモ、普通に喋ってるよ


《簡潔に言うわケンシンの言っていた事は本当よ彼に協力して励みなさい》


「はい」と言ったのだろう無言で頷いている。その後、顔を真っ赤にしていたが…ギルモにだけ分かる様に何か言ったのだろう。多分ろくでもないことだ。


《ケンシン!聞こえてるのよ!》


あっ!そうだった…やべっ


《別の方の意味でも励んでねと言っただけよ》


純粋な子供に何を吹き込んでるんですか!


《二人でランデブーを楽しめば良いじゃない》


「な、なんでそれを!」思わず声を出してしまう。


《その後に剣を突き刺して終わりだって言ってたかしら、火計を発動させるの忘れてたわ…笑い死にかけてたから》


「や、やめろー!」と俺が叫ぶ。


ギルモと今回は熊王も驚いて、こちらを見ていた。


《あと、グリフォンは知能もそれなりに高いから人語を理解していたのよ!つまりグリフォンが暴れたのは…》


「うおー殺せ!俺を殺せー!」と二メートルの高さをジャンプして女神像にしがみつく


《あっ他の二人にも聞こえる様に言わないとね!忘れてたわ。その後、トウッて捻りを加えて飛び降りてフッだったかな?あれはかっこ…》


と女神様が言い終わる前に

「うおー!うおー!ごろせー!」と女神像に頭突きを繰り返していた俺により広場の女神像は破壊された。


そして俺は衛兵に捕まり刑務所へと連行される事になった。

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