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グリフォンと素敵な男

熊王と目が合う。

「俺は様子を見てくる」


うなずく熊王。


叫び声のした方に走っていく、どうやら誰かがモンスターに襲われている様だ、モンスターはグリフォンか…


「よくもカインを!放しなさい!」


一見女性の様にも見える、白いローブを着た青い長髪の男が弓を放つ、しかし弓はグリフォンの翼で跳ね返され防がれてしまう。


「くそう」


そう言って弓を捨てると、持っていた杖で殴りかかろうとしている。遠目なのでハッキリとはわからないがブルークリスタルロッドだろうか?中々に良い武器だとは思うが…


「ああっっ」

グリフォンに尻尾で横から殴り付けられて倒れこむ。


基本的には後衛なのだろう、あまり接近戦には慣れてない様に思える。


覆い被さる様にグリフォンに襲い掛かられているのは赤髪の男だった。顔色が悪く生気がない、毒か何かに犯されているのかも知れない。


そうこうしてる内に熊王とギルモが追い付いてきた。

二人共、グリフォンに襲われている様子を見る


「ケンシンさん!助けてあげて」

ギルモは俺にすがりついて上目遣いで懇願していた。


「うむ、ちょっと間に合わんかもしれんな…」

いつの間にか人間の姿になっていた熊王が言う。


そんな~と言う顔で熊王を見るギルモ。


ここでクイックを使っても良いが、これは俺のかくし球だ。あまり人前では使いたくない。かといって助けない訳にも行かないか…子供の見てる前だしな


「よし、任せろ!」


やったーと言って喜ぶギルモ、俺と目が合い、うーんと渋い顔をするイケメン熊王。


俺は熊王の方を見て叫ぶ


「大丈夫だ!双剣!」


「うん?飛び道具ではないのか?」

不思議そうな顔をする熊王


「ああ、こうするんだよっ!」

と言いながら思いっきり双剣の一本を投げる俺

150メートル以上離れた距離から投げた双剣は速度、高度を落とす事なく一直線に進み、グリフォンの左目に付き刺さる。


「グギイイイィ」と叫び声を上げるグリフォン

その間に走って倒れこむハンターらしき二人に近づく俺、その間10秒。


グリフォンは、まだ左目の辺りを前足で抑え転げ回っている。


「大丈夫か?」先に倒れていた青い髪のハンターに近づき声をかける。


「え、ええ。ありがとうございます」

少し驚いた様な顔で俺を見る色白で青い髪の美青年、パッと見は女性に見えなくもない。


「それよりカイン、カインを!」

思い出した様に言う青い髪のハンター


そちらを見ると赤い髪のハンターが気を失ってグッタリしている。


「ああ、だが、その前に…」


そう、態勢を建て直したグリフォンがバッサバッサと翼をはためかせ空に上がって行く。左目に剣を刺したまま、残った右目でこちらを睨み付けながら。


充分な高さまで上昇すると、空中で静止してこちらに狙いを定めて急降下してくる。


どうしよう?大剣ならカウンター出来るし、片手剣なら防げるんだけど…俺一人ならかわせるが後ろには傷病者がいる。仕方ないクイックでも使って何とか攻撃を…と思っていると


「ガイーンッ!」


俺の前に熊王が現れて両手についてる小型の盾をクロスする様にして、グリフォンの攻撃を受け止める。


「間に合ったようだな」と渋いイケボで言って振り返り笑いかける熊王。


後ろから「きゃあ!ステキ」と聞こえた気がするが、気のせいとしておきたい。


野太くはないが高めではあるが男の声だったので…


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