へんすん!
さて、俺達は現在の拠点であるギルモの家に戻って来た訳だが、熊王が…なんで熊に戻ってんの?
《え?こっちの方が楽じゃし》
「いや、そう言う問題じゃなくて…」
《あの姿は、ピシッとした服を着てる様な感じなんじゃ、で、この姿は家で寝巻きでゴロゴロみたいな感じかの?》
ああ、それなら確かに分かるわあ…じゃなくて
「いや、申し訳ないんだが一緒に暮らしている子供が怯えるかも知れないから」
《ああ、そう言うことか?じゃあ変寸!》
なまった言葉で変身って言ったと思ったら(実際は違った)
熊王の体がドンドン縮んでいき、◯ディベアの様な大きさになった!眼帯はそのままだったけど
「これで、良いじゃろ?」
声も少し高い可愛い感じになってるな?
大人の男の声だとは分かるが…まあ可愛いから良いかと思った。
ギルモに紹介すると「かわいい~」と言って熊王に抱きついていた…いや、二人とも可愛いよ!とは思ったがキャラが崩れるので言わなかった。
基本的にゲームの中の俺はなるべくクールで通している。
現実とゲームで性格が変わると言うか、まあロールプレイ(なりきり)と言う事だな。
それに、素の俺だとこんな異世界で生きていけないよ…人は誰しも社会に適応するために多かれ少なかれ、仮面を被っているものだ。
夕食は俺達が取ってきた素材を使ってギルモの特製シチューだ!パンが残り少ないので、シチューの量でカバーした。
ギルモが小麦粉が有れば、パンも、この地方特有の料理も作れるのにと残念そうにしていた…
さすがに森の中に小麦は無かったな。
料理が美味しく、ギルモも感じの良い子だったので熊王はすっかりギルモを気に入った様だ。
この子の面倒は儂が見よう!
と張り切っていたが、ご飯を食べさせてもらった後に毛繕いされていたのを見ると、どっちが面倒を見ているのやらと思わずにいられなかった…
夜はギルモが熊王をぬいぐるみ代わりに抱いて寝た様だ、やっぱり寂しかったのだろう。
俺も誘われたが遠慮しておいた。
大丈夫だとは思うが万が一と言うこともあるからな!
あくまでも俺はノンケだから…うん!




