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大事な事は二回言う

熊王は更に

「大事な事じゃから二回言うぞ!この世界では魔法や不思議な力もある。本人に喋る気がなくても自白させられたり心を読まれたりする可能性もある。現に儂もさっき似たような能力を使ったしな」


そう言えばさっき俺の攻撃を目で追っていた

「じゃあ、さっきは俺の動きを読んで?」


「まあ、そうじゃな…お前には同じ攻撃をしてきてくれと言ってあったな?」


「ああ、ちょっと違ったかも知れないが」

そう、熊王が目で見えているのが分かったから、右肩への攻撃を左肩への攻撃に少し変えた


「それが目的じゃ、儂はお前の技をほとんど見えてなかった」


「え?でもニヤリと笑ってなかったか…」

あれはお見通しだよアピールじゃなかったの?


「そうじゃな、ハッタリじゃよ」


な、なんだって~


「まあ、そうすれば動きに迷いが出る軌道が変わる…つまりは動きが遅くなる」


「なるほど…」


「そもそも一度目の攻撃も儂は読んでおった。気配を消して御主の戦い方を見ておったからな。

御主は基本的に相手の不意をついて攻撃して仕留めるタイプの様じゃった。だから不意を突いて来ることは分かっていた…いたが、分かっていながらも全く見えないし追い付けない。御主の技の凄まじきはあの稲妻のごとき速さじゃ!それを少しでも変えれたのは大きいの」


「つまりは俺の心を動きを読んで操ったと言う事か」


「フッ…まあ、そこまでは大した事ではないがの」


謙遜ではなく自分を嘲るかの様に言う熊王。


「でも、現に俺の攻撃を止めたじゃないか?」


そう俺は剣を手で受け止められて反撃をくらった


「いや、あの無刀取り…あれは計略の力を使ったから出来たのだ…動きは読めた、遅らせる事も出来ていた…しかし、それでも速すぎて肝心の動きが間に合わなかった」


「じゃあ、俺の愛の狩人が効かなかったのも…」


「そう正眼の力じゃ。物事を本来あるべき姿に戻す、まやかしや幻術の類いを無効化する」


俺は少しおかしくなって笑った

「フッ…良いのか?奥の手を俺に話してしまって」


熊王はフッと笑うと

「御主は口が固そうじゃからな!」

ガハハハッと言って笑いながら、後ろを振り返り作業に戻っていった


(それに本当の奥の手は教えておらんしな)


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