ゲーム脳と絶叫と雄叫びと
いやいや、思わず叫んじゃったよ…
でも、さすがクリティカル100%さんだね!
良い仕事してますねぇ~
俺の素の攻撃力が100、ステゴロさんで200、空中からの2回転で400、800、最後にクリティカル100%さんの1.5倍になるで攻撃力1200の踵落としがイノセキさんの急所に決まった!
空中回転の計算はゲーム脳でやったものだから適当だけど、たしかゲーム・フロンティアでは大剣の回転切りが一回転で攻撃力が2倍だったから、この世界がゲーム・フロンティアに準拠してるなら、あながち間違いでもないはず…
それより、問題は…
「ブモモオオォォ!」ですよね~叫んだしね!
さっきのイノセキとは逆の方向から咆哮が聞こえる
茂みの奥から、一匹のイノセキが出てきた。
さっきよりデカイな!体高は2mを越えてる…
こりゃ本当に小型の象って言った方が早いかも?
少なくとも猪のカテゴリーではない。
前足を2回、ザアザアと足で砂をやってる。前掻きとか呼ばれてるモーションだったかな…と言う事は
「フンック」とっさに横に飛ぶ
突進してきたイノセキは俺が登っていた木に突進して…ゴゴゴッバキバキッと音が響いて10メートル以上は有るヒマラヤ杉が、ゆっくりと倒れていく。
猪赤の攻撃をかわした俺に向かってね…
俺は、その木の根元近くを両手で受け止めると脇に抱える様に持ち直し、バッティングの要領で横に振り回す!枝がついたままなので引きずりながらホウキの様にザザザッと音がなる。
「ガ、ギイッン」イノセキは必死で牙で受け止めた。
しかし、イノセキは牙で受け止めたは良いが、牙に大木が刺さったままで動きづらそうだ、しかも木には枝が大量についており、前も見えないのだろう、どうして良いのか分からず右に左にとウロウロ、オロオロしている。
「ふっ…隙だらけだな?」
イノセキに言葉が分かるとは思わないが俺は一言だけ言うと
「とうっ」これは掛け声だから二言にならないっと
思いながら跳躍した!
世界陸上のスキルのおかげで高さ6メートル、距離は10メートル近く飛んだんじゃないだろうか?
後ろに回り込むと、奴の股間にぶら下がってる立派な物に思いっきり蹴りをぶちこんだ!
「ブギィイィイ、ブォ…グボッ」
少し甲高い絶叫と、最後には声にならない声を上げて泡を吹いて気絶した。
うーん、なんだろう?俺まで苦しい気分になる…
また絶叫を上げた(今回は俺じゃない)と言う事は?
絶叫からの「ヴオオオオォォオオ~」
と言う事は、うん分かってたよ…
体高2m50ぐらいかな全長4mのイノセキ?が表れた。
え?小型のモンスターじゃないって?
分かってるよ!仕方ないじゃないか!
その証拠を見せよう「鷹の目マスター!」
ステータス
獣系モンスター :イノセキ
解体素材 :イノセキの大骨(武器や防具、ラーメンの素材になる)イノセキの牙(武器の素材になる)イノセキの毛皮(服や防具、道具の素材になる)
そうなんだ…鷹の目マスターのスキルでは小型とか中型とか表示されないんだよ。
つまり、イノセキと言う名前を見て
ああ、アイツね小型のモンスターじゃん?
と思った、思い込んでたと言うわけさ。やっぱり思い込みって怖いね?
やはり前掻きを始めたよ!ザザザア、ザザザア
「とりあえず小細工はもう辞めだ!がっぷり4つの横綱相撲で倒してやる、かかってこい!」
イノセキに言葉が分かるとは思わないが挑発してみる。
パンと柏手を打ち手を開き、地面を手でたたく!
うん、これで良し!
ドンッと音が響き、一瞬イノセキが怯んだ。
「ブモッ!ブルルッ」
と首を振り恐れを振り払うイノセキ、再び前掻きを始める、そして突進してきた。
俺は立ったまま両手を横に開き受け止める態勢をとる。
俺とイノセキの距離は10メートルぐらいだ。
9、8、7、6、5と一瞬にして差が埋まって行く
正面に見据えているので、だんだんと相手の姿が大きくなっていく様に感じる。
3メートル、2メートル益々大きくなる…
怖い逃げ出したいと言う気持ちを押さえて踏みとどまる…ここから動いたら逃げ出したら勝てない。
正面から勝負だ!




