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僕の短編詩集

木々はざわめく ガサガサと

風に揺られて ガサガサと

鳥はさえずる チュンチュンと

木の実ついばみ チュンチュンと

川のせせらぎ サラサラと

岩を抜けて サラサラと

今日も オーケストラが 開かれる


ざわめく木々は 日光を欲しがって

無理矢理にでも 先端を傾ける

太陽に向かって 傾ける

傾きすぎて 倒れるものもいる


鳥は木の実をついばんで 空を飛ぶ 飛んで降りては

ついばみ ついばみ ついばんで

木々の思うがままに 糞をして

そこから 新たな命が育まれる

それらが またまた 森を作り出す


川には 雨や 湧き水が 溶け出して

水には 森の栄養が詰まってる

初めは 優雅に流れてき

急になれば 堂々流れてき

滝が来れば 落ちていく

こうして 川は 下へ 下へと

やがて 多くの川と 一緒になり

今度は みんなで 海に溶けていく

ここで 塩と 森の栄養は 混ざり合う

やがて それは雲となり 雨となって

また栄養を溶かして 川に戻る

そして 再び 海を目指す


木々はざわめく ガサガサと

風に揺られて ガサガサと

鳥はさえずる チュンチュンと

木の実ついばみ チュンチュンと

川のせせらぎ サラサラと

岩を抜けて サラサラと

やっぱり 今日も オーケストラは 開かれる

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