第5話とある勇者の話し②
今回は短いですごめんなさい
私は姫乃川恵理、今で言うお嬢様です。私の家は車を作る事を日本で初めてやった家であり、姫乃川と聞けば知らぬ人はいないだろう。
そんな私に頭を下げている人が目の前に一人いる。
私は朝いつものようにしていた。制服に着替え、朝食をとり登校まで少し時間が空いた時は本を読んでいる。よく皆が私を完璧だとか天才とかを言ってくる。私は完璧でもなければ、天才ではない。言うなれば秀才である。人より倍努力をしているからである。
時計を見るとそろそろ登校する時間になった。私は鞄を持ち靴を履き家をでた。その時だった。扉を開けたら、そこには草原が広がっていた。そして木の椅子に座る一人の女性。
私は踏み出し女性の前に歩いた。女性は、私にこう言いました。
「異世界で勇者になってほしい」
私は少し驚くもその話を詳しく聞きました。異世界では魔物に襲われて大変である事。人間は対抗するが返り討ちになっている事。私は少し考えて、
「わかりました行きます!」
「ありがとうございます」
その人は椅子から立ち上がり深く腰を曲げお礼を述べた。
「いえ、困っているのなら助けるのが当然です」
「貴方には私達から恩恵を与えますので安心してください」
手を出し、何語か分からない言葉で唱える。私の体は少し暖かくあの時感じた温もりを感じられた。
「これで完了しました。貴方には魔法、筋力の底上げして、傷を受けても死ぬことは無いようにしました」
「これから先の無事をお祈りします」
そして私の視界は歪み気づくと底には王様らしき人と姫様みたいな人がいた。