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全能の耐性持ち 〜でも不幸耐性はありません〜  作者: 月の旦那
第一章 健康な家畜
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異世界事情と食後の喧騒

 事の始まりは地下魔力資源の発掘と魔道技術の発明。

 魔力資源となるラナマイト鉱石をエネルギーとし、魔道技術による工業の発展は各国を急成長させた。

 しかし工業化には大量の魔力資源を必要とする。

 魔力資源の枯渇を恐れた国々は互いに争い、国を侵略して植民地を増やしていった。

 暮らしを楽にし、人を守るはずだった技術が今や戦争の火種となり、兵器開発に運用されるとは何という皮肉だろう。


 しかし人類が魔道技術の発展に躍起になっているのにもわけがあった。


 大昔よりこの世界では魔族という世界害悪の代名詞的存在が人類と争っていた。

 魔族は人よりも強靭な肉体を持ち、強力な魔法を行使する。普通の人間ではたちうちできない。稀に英雄と呼ばれる人間が魔族を圧倒するほどの力を持って生まれるが、数百年、数千年に一人という逸材だった。

 奇跡のような存在をただ待ち続ければ人類は滅亡する。人類が魔族を駆逐するにはそれを超える強力な武力が必要だった。


 それが魔道技術による国家単位での大魔術行使。すなわち『国威魔法』だ。


 魔法には現在六つのランクがある。

 低いランク順に下位魔法、中位魔法、上位魔法、高位魔法、国威魔法、神威魔法


 下位魔法は修得しやすく、魔法使いを自称するなら使えて当たり前の初歩のレベル。

 魔力量によって威力は変わるが、平均的な威力なら殺傷力は高くない。逆に加減ができれば生活に利用するには適した魔法だ。武器で例えるなら包丁やスタンガンに相当する。


 その上に中位魔法がある。

 精巧な現象構築技術と魔力量をより多く求められるため、中位魔法の行使が可能な者は魔法使いの中でも半数だ。その多くは攻撃性に特化しており、魔法使いが攻撃に使う主流の方法となっている。これは銃に相当する。


 さらにその上に上位魔法というものがあるが、熟練の魔法使いでも使える者は少なく、上位魔法が人間の到達限界だと言われている。

 中位魔法よりも威力の高いものが多いが、結界や治癒など特殊なものが存在する。これはロケットランチャーやマシンガンに相当する。


 そしてその上の高位魔法は、魔法に長けた魔族の中でも上位種しか扱えない。使い手が少ないため、一部の地域では伝説視されている。

 天候操作や海流操作など超常現象を引き起こす強力なものから、空間転移、時間加速など物理法則を無視したものも存在すると言われる。これは天候操作から、文字通り自然災害に相当する。


 その上の国威魔法はその名のとおり、国家の威光を示すために魔道技術と数百人の魔法使いによってなされる。使用したらその魔法は国すら滅ぼすという大破壊魔法だ。その威力は核爆発に相当する。

 現実的な話では国威魔法こそが世界で最も強い魔法とされている。


 そして最上位に神威魔法というものがあるが、あくまで伝承やおとぎ話の中の存在だと言われている。

 天上の神々が使う魔法で、世界を創造した創生魔法とも言われているが、数千年間その存在を観測されていないため架空の魔法して扱われる。


 現在は魔道技術の発展もあり、凡人の魔法使いであっても優れた魔法具さえあれば上級魔法まで使えるようになった。優れた魔法使い数十人で行うなら一部の高位魔法の行使だって可能だ。

 転移魔術による早期の軍の派遣。海流操作による制海権の強化。天候操作による自然災害の回避。

 国力の増加に、絶対的な国威魔法という兵器を手にいれた人類の地位は盤石のものとなりつつある。


 だが国同士の戦争と魔族の殲滅戦に伴い、人類の総数は激減。敵を相手取りながら味方とも争えば、その結果は自明の理だ。


 敵対する勢力の減少は魔族側にとって喜ばしいものに思える。

 しかし、その実態はまったく正反対のものであった。


 魔族の中には人間の血肉や魂を主食とするものが数多く存在する。アンデッドの上位種がその代表だ。

 血を魂の対価とする吸血鬼や魂を喰らう死霊にとって糧は人間でなければならない。なぜなら生前人間だった者が死者になっても動き続けるには対価が必要だ。

 人間が生きる為に必要なエネルギー。それは人間の魂。ゆえに彼らが活動するには糧は人間でなくてはならない。人間は彼らにとっての生命線だ。


 その他の魔族も人間を食すが、別に人間以外のものでもカロリーは補えられる。人間を食わなければ死ぬということはない。

 それでも、多くの魔族にとって人間が主な食糧であることに変わりない。

 なぜなら魔族にとって人間の味が最も美味と感じるからであり、尚且つ、栄養価が高かった。

 味覚のある者ならば美味く、栄養のあるものを食したいと思うのが食欲だ。


 人間でいう豚や牛が食べられなくなるようなものだろう。

 豚はハム、ベーコン、ソーセージなどの加工品になるし、牛は肉としても乳製品としても優秀。この二種の減少は多くの食用加工品の減少に繋がり、その味を締めてしまった人間からすれば耐え難い損害だ。


 魔物にとっての人間も同じで、血は質の良いワインに、魂は膨大な魔力に代わりに、骨は優れた魔道触媒に、髪は美しいカツラに、皮は家具や本に。他にも多くの加工品に利用できる。

 特に貴族の魔族は贅沢好きで、人間を材料とした嗜好品を好む気質がある。今や貴族の魔族にとって人間を材料とした製品は掛け替えのないものである。


 人間の減少に多くの魔族が危機感を覚える中、族長会議でもそれは議題にあげられた。

 しかし元々、協調性の欠片のない者どもの集まりだったため、最初の数分こそは解決策に四苦八苦するが、以降の会議進行は滞っていた。

 このまま乱闘騒ぎになって会議が終わるかと思われたが、何の気なしに呟かれた漢字二文字の言葉が事態を収拾する。

 それは人間の論理観からすれば、まさに悪魔的な考えだった。実際、考案したのが悪魔側だからその通りなのだが、それを最初に考え出したのが人間なのだから皮肉にもならない。


 人間と戦えばさらに人口が減る。しかし放って置いても国同士の戦争が続けば自滅は免れない。

 その上、助長する人間をこれ以上のさばらせるのは、魔族側からしても面白くなかった。


 なら人間を滅ぼし、残った一部を飼いならせばいい。


 魔族が利用するために人間を繁殖させ、それらを魔族が飼育する。

 それの方法は古来より人間が生活するために生み出された歴史的産業と同じであった。


 つまりは、人間の『家畜』化だ。





 ◇ ◆ ◇





 シスターの口から出た言葉に戸惑い、理解が追いつかず呆然していた。

 そのせいか食事の味が分からなかった。そもそも、出された料理も味気のないものだったから同じようなものだろう。


 重湯のように薄いオートミールは、かすかにミルクとハチミツの風味があるだけで牛乳をすくって飲んでいるのと変わらない。小皿に青野菜を盛り付けた粉チーズのサラダは多少マシだったが、味気のないオートミールを食べたせいか、一層、塩っ気のある油物が欲しくなった。

 食後はデーザートでもあるかと期待したが、出されたのは栄養剤と思われる錠剤が4錠。味はない。

 朝食にしてもあまりにも質素で成長期の子供には食べたりないと思った。以前入院していた病院の食事の方がまだ量があるだろう。

 子供たちも明らかに満たされた様子はない。しかし誰も文句は言わなかった。


 ここでは彼らは何の権威もない。

 人間以下の家畜なのだ。


 みんなが朝食を食べ終え、食器を金網の中に戻すと大人の魔族たちが黙々と運んでいった。机と椅子を片付けると何もない広い空間を自由に過ごせる。

 しかし子供たちはなにをするでもなく、地面に座り込んでいた。たまに話をするグループがいたが、話す内容がないのか会話はすぐに途切れ、また静かな空間に戻る。


 まるで活力がない。生きているのに死んでいるようだった。

 いや、間違いではない。

 彼らは生きてはいない。魔族によって、ただ生かされている。


「ねぇ、No.001」


 ふいに声をかけて来たのは隣に座っている同い年くらいの赤毛の女の子だった。

 広間に入った瞬間、怪我はないかと身体中を触られた。心配なのか、それからずっとそばにいる。

 ちなみにかなりの美少女。


「えっと、君は?」

「‥‥本当に扉を開けようとしたのね。電撃で頭をやっちゃったか……」

「?」

「はぁ‥‥ここに名前があるでしょ」


 少女は病衣の裾をめくって右の二の腕を晒した。そこには『002』という数字がある。

 自分も捲ってみると同じ場所に『001』とあった。

 なるほど。だからNo.001と呼ばれていたのか。


「君はNo.002?」

「そうよ。まったく、他にも忘れたことはあるんじゃないの」


 どうやら彼女にとって今の自分は記憶喪失扱いになっているらしい。

 まあ、この体の以前の記憶を持っていないから、あながち間違いでもない。

 いい機会なので質問をしてみるか。


「あー、うん、ちょっと記憶が曖昧かも」

「冗談で言ったんだけど‥‥まあいいわ。何が聞きたいの?」


 さて、何から聞こうか。

 まず、一番知りたいのはここでの家畜がどの家畜を指すかだ。


 家畜といっても色々な種類がいる。

 豚や牛などの食用の家畜。馬やロバなどの労働用の家畜。ワニやダチョウなどの皮革用の家畜。

 食用だけでなく、羽毛や皮などを加工できるし、力のあるものなら労働力にできる。

 つまり、必ずしも殺すために用いられるわけではない。

 それは希望的観測にはかわらないが、可能性はゼロではなかった。


 可能性があるのなら、自分は生き続けなければならない。

 神が与えた生命なら、自分は生き続けなければならない。


 それこそが、前世では果たせなかった自分の運命なのだ。


 しかしここでの身分はひどく曖昧だ。

 清潔なベッドに暖かい食事。一見、恵まれているようではあるが、家畜なら身分はかなり低いはずだ。

 大人たちは決して口には出さなかったが、子供達を見るその目には侮蔑や憐憫の情を感じられる。


 もし下手な発言をすればどのような扱いを受けるか。

 ここは何気ない会話をしつつ、確信へとつながる情報を引き出すのが妥当だ。


「みんな静かだね」

「食後だからね。動いたら体に悪いから」


 家畜も子供も体が資本だ。

 健康を保つことこそ、この子たちの義務なのだろう。

 朝食は量こそ少なかったが栄養価は適切だったのかもしれない。


「ああ、たしかに。シスターヴェジェタルも言ってたけど……」

「ちょ、ちょっとっ、ヴェジェタルさまでしょう?なんで呼び捨てにしてるの?」


 あっ、そうか。

 相手は年上で身分が上の人っぽいし、呼び捨てじゃまずいか。

 それにどう考えても、魔族の中で偉そうだったし……あれ、かなり偉い人なんじゃ?


「ヴェジェタル…さまって、もしかして偉い人?」

「私も詳しくは知らないけど、この建物の管理者らしいわ。他の魔族の人もヴェジェタルさまには頭が上がらないみたいだし、たぶんここで一番偉い人だと思う」


 ですよねー。

 ど、どうしよう。物腰が柔らかい人だから、後半から幼稚園の先生感覚で接してたんですけど。

 何でそんな人が修道服着てるんですか!見た目が怖いだけのシスターだと思ってたのに!


「あと、修道服を着ているけどシスターじゃないらしいわよ」


 騙された!?

 まさかあの姿は相手を油断させるためのフェイク?俺はすでに術中に嵌っていたのか!

 あ、悪魔だ。やっぱり見た目通り悪魔だったんだ!


 自分は恐怖のあまり震えた。


「大丈夫?やっぱりまだ具合が悪いの?」


 震える自分の背中をNo.002が摩る。

 あぁ、昔を思い出す温もりだ。


 母さんの優しい手の温もり。美人な保健医の淑やかな手の温もり。ナースのお姉さんの……。


 はっ!いかんいかん。意識が飛んでた。


「だ、大丈夫だ、問題ない……それにしても、自由時間なのに遊ばないんだね」

「遊ぶって、何して遊ぶのよ?」

「何って、体を動かしたりとか」

「体に悪いって、聞いてなかったのかしら?」

「激しい運動じゃないなら問題ないよ。むしろ軽く歩いたほうが健康に良いらしいけど」


 食後の運動は血糖値の上昇を抑える効果があるらしい。

 それはダイエットにもなるし、生活習慣病の予防にもなる。


 本当は夕食後の方が血糖値が上がりやすいから夕食後が最適なのだが、して悪いものではないし、どっちにしても歩くことは健康にはいいはずだ。


「へぇ、そうなの?なら少し歩こうかな」


 健康という言葉に惹かれたのか、No.002の反応は良かった。

 景色を見ながら歩くなら廊下が最適だったが、あまり遠くへは行ってはいけないらしい。

 二人で話をしながら広間の中を歩き回ることにした。


「あー、午後の運動時間はまだかなぁ」

「午後まではまだ時間があるわよ」

「え、そうなの?」


 この広間には時計はない。

 何を基準に時間を測っているのだろう。


「館内放送がまだだから…いまは8時ちょっと前くらいかな」

「館内放送?」

「定時に放送が流れるのよ。食事とか、朝の起床とか……」


 学校のチャイムのようなものか。


「そんなことも忘れたのかよ」


 すぐ近くから聞こえる男の子の声に顔を向ける。

 茶髪の男の子が支柱を背にして立っていた。

 周りの子供達よりやや身長が高く、目つきはやや鋭い。そのせいか雰囲気も少し刺々しく感じた。

 茶髪の男の子の周りに少し年下の男の子二人と女の子一人がついている。

 みんな美形だ。俺も負けてないけどね。


「えっと…」


 名前が分からず、声を掛けられないでいると、こちらの意図を察した茶髪の男の子が口を開いた。


「No.013だ。こっちの雄がNo.098とNo.092。雌がNo.093」

「雄雌って……動物じゃないんだから」

「間違ってないだろ。俺たちは家畜なんだから」


 『何を言ってんだこいつ』みたいな目で睨まれる。

 後ろ子達も睨んではいなかったが、No.013と同じことを思っているようだ。

 彼らの認識では俺の常識は通じないらしい。むしろ前世の常識はここでは非常識なのだろう。


「記憶が飛んでるらしいな。本当にドアを開けようとしたのか?」

「えーと……うん、そうだけど…」


 その言葉で静寂だった広間は一斉にざわめいた。

 一方自分は何が起こったているのか理解できずに固まっている。


「おまえ……普段から何考えてるか分からなかったが、こんな怖いもの知らずだったとは……」

「怖い?」

「当たり前だろ。傷物にでもなったら家畜は捨てられる。番号持ちなら尚更だめだろうが。軽い怪我でも貰い手がなくなるんだぞ」


 たしかに競走馬などの経済動物は足に怪我を負うと安楽死させられると聞く。

 しかし怪我をしたくらいで捨てられるとは、いくら何でも大袈裟ではないか。

 まぁ、今回は最悪死ぬ可能性もあったが、こうして無事なんだしそう騒ぐことはないだろう。


 認識に明らかな差異がある。

 番号持ちというのが関係しているのだろうか。


「番号持ちって俺らのことだよね」

「そうです!私たちは選ばれた者なのです!」


 高らかな女の子の声が遠くから響く。

 声の方向からやってきた者を避けるように子供たちが端に寄った。それはまるで海を割るモーゼのようだ。


 子供達の集団を割って現れたのは短い金髪の巻き毛の女の子だった。

 番号はNo.077。すでに腕捲りして番号は見せつけている。

 その数字を自慢げに思っているのか、本人はドヤ顔を決めている。


「No.077ですわ!」

「あ、どうも。No.001です」

「あら、第一世代ファーストナンバーの売れ残りですの?」


 途端にNo.077が嘲笑を浮かべた。

 周りはそれを察していたのか一斉にため息を漏らす。しかし一部の子供達は沸き立っていた。


「また始まったよ…」

「どっちが勝つか……いや、どうせNo.002の圧勝だろう」

「大穴でNo.077」

「じゃあ掃除係一週間な。ちなみに俺はNo.013が止めるに賭ける」

「「「乗った!」」」


 この妙な流れに戸惑っていると、自分の代わりにNo.002が前に出た。

 

「売れ残りじゃない。私たちはちゃんと買い手がいるんだから」

「あらそうなの?でも、ずいぶん前からここにいるようですけどねぇ?今回の件でNo.001は商談は破棄されるんではなくて?」

「あんたには関係ない」

「まあっ!礼儀がなってないんじゃないかしら?だからいつまでもここに残っているのよ!」


 No.077が一方的に食ってかかっているが、No.002は淡々と答えている。

 No.002はNo.077の扱いに普段から慣れている様子だ。周りも呆れながら遠巻きに傍観している。

 賭けをしていた方が盛り上がっていた。


 呆然としている自分の肩をNo.013が叩いた。

 No.013は二人を指差している。


「来い。あれに巻き込まれない内に」

「‥‥」


 喧騒を見つめるNo.013の目には諦めと疲労があった。


『頼むから、早く来てくれ』


 そんな風に見えた自分は、黙って付いていった。

 後ろでNo.013が止めるに賭けていた子供の断末魔が広間に広がった。

【容姿レベル】


・主人公(No.001):70レベル(中性的な顔立ちで女の子のようだが目は凛々しい。やや背が低いのもある種の美点(ショ◯))


・No.002:70レベル(キリッとした整った顔の女の子。艶のある長い髪は絹のように滑らか。成長すればさらに美しくなる)


・No.013:65レベル(成長が早い男性的な少年。しかし疲れが溜まっているのか目が鋭く眉間に皺が寄っている)


・No.077:60レベル(黙っていればフランス人形のように可愛らしい女の子。本人はさらさらヘアーに憧れている)


・No.098、No.092、No.093:50レベル、52レベル、55レベル(中の上くらいの美形)


・ヴェジェタル:80レベル(魔族なら一目惚れする傾国の美女。人から見ても恐ろしさよりも美しさが目立つ)


・レベル1(あまりの醜さに発狂する。人の容姿ではない)


・100レベル(美しさのあまり人々が畏れ敬う。神の如き神々しさを放っている)

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