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天災、盗賊の拠点来襲

レイラが目を覚ますと。

窓の外は暗くなっており。空は赤みを帯びていた。


「黄昏時?大変約束の時間まであと少ししかない」

「やっと目覚めたか」

「アルベリクさん?」

「料理はあまり得意ではないがどうにか出来た。口に合うかどうかわからないが食べてみてくれ」


アルベリクはパンとスープをテーブルに並べていた。


「とりあえず食べて落ち着け、盗賊は俺が片付ける君には案内してもらわないといけないからな。」


レイラは見た目は大丈夫そうに見えるスープに手を伸ばす


「・・・おいしい」

「そうかはじめて作ったが口に合って良かった」


キッチンに置かれた本と大量の食材が彼の努力を物語っていた。 


「食べ終わったら出掛けるぞ」


アルベリクはそう言って立ち上がった




「じゃあその盗賊の拠点?まで案内してくれ」


辺りはすっかり暗くなり星が瞬いている


「もう夜ですよ?夜だからこそ動きやすいんじゃないか」

「魔物が活性化してますよ?」

「魔物など対して問題じゃない。来いライト、レフト」


アルベリクの左右に魔方陣が出現して小さい蝙蝠の羽が着いた猫がそれぞれ出現した。


「ライト、レフト道中の護衛を頼む。さっ行こうか」


アルベリクはレイラを抱えあげる


「ひゃっ」


アルベリクの瞳が青黒く光りアルベリクの背に黒い翼が出現した。


「言ったろ?俺は悪魔だって」


アルベリクはレイラを抱えて飛び立つ

上空300mぐらいまで上昇した。


「で、どっちだ」

「えーと、東の山の麓の洞窟です」

「あれだな」

「見えるんですか?」

「バッチリだ。人が出入りしてるから多分そうだな。規模は多分40人そこらだろう。先日に続いて大収穫だ」


アルベリクは拠点に向かって飛ぶ

途中エッジウイング(鳥の魔物風の刃を飛ばしてくる)がいたがライトとレフトによってあっという間に食い散らかされた。


物の五分で盗賊の拠点に着いた。


「ライト、レフト、彼処の人間を片付けろ魂は喰ってよし」

「にゃーん」

「ごろ、にゃーん」


ライトとレフトが見張りの盗賊を食い散らかす。途中翼から斬撃を飛ばしたりしていて便利だと思った。

物の十数秒で見張りは肉塊になった。

ライトとレフトが光る球体を吸った

少し大きくなった気がした。


「うむ、よくやった」

「かわいいのに強いんですね」

「まあ俺の使い魔だからな、強くないと・・・よし先を急ごう。ライトレフトそこで待ってろ近づいてきたやつを片っ端から片付けろ魂は喰ってよし」

「はいじゃあ行きましょう」


アルベリク達は洞窟の中に入っていく。


早速盗賊が五人出てきた

アルベリクは盗賊達を不可視の斬激で斬り倒し光る球体を拾い口に運ぶ


「まずは五つ、続いて七つつ」


アルベリクは青黒く輝く球体を作り出し洞窟の奥に飛ばした。

少し離れたところで人が倒れる音が七回響いた


「次三つ」


脇から出てきた盗賊を衝撃波で吹っ飛ばし壁に叩きつける

光る球体を腕から吸う

さっきの口に運んだのはなんだったのか・・・


「今から派手になるよ」


アルベリクは前方に球体を飛ばす

ドーン

爆発音が洞窟に響く


『なんだ今の音はー』

『敵襲だー』

『でやえーでやえー』


奥から大量の食材が出てきた


「ちょっと目をつぶってた方がいいかもよ」


アルベリクは再び青黒く輝く球体を作り出す

私は目をつぶる

そして目をつぶっててもわかる閃光が辺りを照らす。


目を開くと

視界には焼け焦げた岩盤と円形に削り取られた洞窟と点々と浮かぶ光る球体があった。


アルベリクの瞳が青黒く光り

球体がアルベリクの元に集まり吸収された


「四十八、予想より多かったな」

「大丈夫ですか?」

「問題ない先を急ごう」


再び私達は歩きはじめた。

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