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天災、路地裏徘徊

作者:「猟奇殺人笑笑」

アル:「反論の余地なし」

作者:「徘徊とか老人笑笑」

アル:「人の年齢に直せば産まれて土に還ってを五世代ぐらい繰り返したぐらいの年だが悪魔としてはまだまだ若いぞ」


アルベリクは宿に金貨数枚を支払って

適当に荒れた路地裏を散策していた。

流石は片田舎犯罪者面の犯罪者が見当たらない。


「またどっかの領主を唆した方が楽かもな・・・」


アルベリクは明るい路地裏を徘徊する。

前方にたむろする集団を発見


「小物だなー」


アルベリクはスルーする。

そのあとなん組も小物を見送った


「はー小物で妥協しようかな・・・」


更に前方に集団を発見


「アレなら喰っても大丈夫そうかな?」


アルベリクは一番体格の良い男を後ろから背中に一撃入れる。

バキッ不吉な音がアルベリクとその男だけに聞こえる。

男は倒れ泡を吹き出した。


「兄貴!テメェ俺の兄貴に何しやがる!」


一番デカイ障害物が消えた事で男達が囲んでいた対象が露になる。

・・・・・・コイツら屑だ。

よりにもよって猫耳娘を取り囲んでやがった。

お前らみたいなただのムサイ人間の屑程度が猫に手を出すとは許すまじ・・・

二度と転生しないようにしてやる。


「猫人族に手を出すとは何処までも屑な連中だ。もうさっさと俺の昼飯になって消えろ」

「消えるのはテメェだ!」

「兄貴の仇とったる!」

「俺は少し幼いんじゃないかって言ったのに」

「お前の兄貴じゃない、皆の兄貴だ!」

「ブクブクブクブク・・・・・」


二人の拳がアルベリクに向かうがそこらのチンピラの拳が当たるわけもなく。

チンピラの拳が「俺の兄貴に何しやがる!」って言ったチンピラの顔面に直撃した。

仲間割れか・・・今のうちに参加してないやつを片付けるか

アルベリクは突っ立っている男の腹に拳をねじ込む。

男は力なく地面に倒れた。

仲間割れも片方がおねんねしたことで終了した。

残った一人をアルベリクは黙らせる。

アルベリクは服についた埃を払ってから少女に目を向ける。


「助けて頂きありがとうございました。」


お礼を言われた。俺は食材を調達しただけなのに

俺もランチにしたいからこの子にはこの場から離れてもらおう。


「悪いんだけど、警備兵とか警察官とか保安官とか呼ばれる人を連れてきてくれるかな?」

「はっはい、直ぐ呼んできます」


少女は走っていった。

これで心置きなくランチに出来る。

アルベリクは兄貴に手を伸ばす。

まあ、魂を取り出すには幾つか下準備が必用だ。

まずは対象の意識がないまたはかなりの錯乱状態にあること。

今回は既に気絶している。

次に、自分の波長と対象の魂の波長が合うこと。

俺達悪魔は自分の波長を対象の魂の波長に合わせる能力を持っている。

死神科の回収班は特殊な道具を使って回収するらしい。

この波長を合わせると言う作業はかなりめんどくさい、錯乱状態ならば魂の反応は強くなるため合わせやすいが、意識がない場合魂の反応は微弱になるため合わせるのに時間がかかる。

アルベリクは兄貴の胸に手を当てて魂に波長を合わせる

波長を合わせようと努力すること五分

波長が合った。


「やっと喰える」


アルベリクは軟らかいが確実に抵抗してくる球体を掴む


「ぐぅっ」


男が呻く

そこに少女と警備兵が走ってきた。


「あっあの、それは・・・」

「ん?どうかしたか?とりあえず凶器になりそうな物がないかボディーチェックをしていたんだが」

「腕が・・・胸に・・・」

「ん?」


アルベリクは何事もなかったかのように腕を引き抜いた 

チッ喰い損ねたやっと喰える状態まで持ってったのに・・・


「気のせいかな?警備兵さんこの辺に落ちてる人間を全部拾っていって下さい」

「では、彼らの身柄は此方で引き取ります。では私は失礼して」


警備兵は男達を縛り上げて引きずっていった。


「じゃあ俺もそろそろ行こうかな」


アルベリクは歩み出そうとする。


「ちょっと待ってくださいますか?先程男の人の胸に腕を突っ込んでいましたよね?」

「いや、なんのことかな?」

「バッチリ見ました。貴方は人間じゃないですよね?貴方はなんですか?」


彼女の目は据わっており。

誤魔化しが効かないこと言っていた。

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