猫少女、天災に救われる
作者:「猫耳、猫尻尾キターーーー!!」
レイラ:「うわっ、リアル変質者だ・・・」
私は、アンダルに住む数少ない猫人族です。
年齢は16歳、性別は女。
そして今、柄の悪いチンピラ五人に囲まれています。
「へへへへ、なかなかにいい女じゃないですか」
「猫人族はここいらじゃ珍しいしな」
「だがちょっと幼くねぇか?」
「獣人は寿命が短いからこのぐらいで成人した立派な大人とされるんだよ」
「そうなんすか兄貴」
「そうだ、お前に選ばしてやる自分で脱ぐか脱がされるか好きな方を選べ。十秒以内で答えないと強制的に脱がすからナグフッ!」
「兄貴!テメェ俺の兄貴に何しやがる!」
「お前らみたいな屑なら消えても対して騒ぎにならないか」
急に現れた紺色の髪の男がチンピラの兄貴分を一撃でのした。
兄貴分は地面に倒れて泡を吹いている。
「猫人族に手を出すとは何処までも屑な連中だ。もうさっさと俺の昼飯になって消えろ」
「消えるのはテメェだ!」
「兄貴の仇とったる!」
「俺は少し幼いんじゃないかって言ったのに」
「お前の兄貴じゃない、皆の兄貴だ!」
「ブクブクブクブク・・・・・」
二人の拳が紺色の髪の男に向かう男は両方の拳を避ける。
チンピラの拳が「俺の兄貴に何しやがる!」って言ったチンピラの顔面に直撃した。
「ガッハ!テメェ裏切ったな!」
男の拳が顔面に痕をつける。
「ドゥブッ、裏切ったのはお前だろ!」
男の拳が男の目の周りに青い痣を作る
「やりやがったな!」
男の拳が鳩尾に入った。
「ガッハ!」
男は埃っぽい地面に倒れて泡を吹きはじめた。
紺色の髪の男が残った男を殴り気絶させる。
いつの間にか参加しなかった男も床に寝転がっていた。
「助けて頂きありがとうございました。」
「悪いんだけど、警備兵とか警察官とか保安官とか呼ばれる人を連れてきてくれるかな?」
「はっはい、直ぐ呼んできます」
私はスラム街を飛び出して、最寄りの警備兵の詰所に向かって走った。
「はぁはぁ・・・っすいません、路地裏でならず者が」
「直ぐ行きましょう」
私は警備兵を案内して走る。
そして、紺色の髪の男と別れた場所まで戻ってきた。
薄暗い路、埃っぽい地面に転がるならず者、特に変わった様子はない。が何処かが違う。紺色の髪の男の腕がならず者の兄貴分の胸に突き刺さっている。
「あっあの、それは・・・」
「ん?どうかしたか?とりあえず凶器になりそうな物がないかボディーチェックをしていたんだが」
「腕が・・・胸に・・・」
「ん?」
紺色の髪の男は胸から腕を引き抜いた。
兄貴分から血が出ると思ったが、兄貴分から血は一滴もでなかった。
「気のせいかな?警備兵さんこの辺に落ちてる人間を全部拾っていって下さい」
「では、彼らの身柄は此方で引き取ります。では私は失礼して」
この日私は天災と出会ったのだった。
作者:「やっと猫耳猫尻尾が出てきたよ」
アル:「待ってました」
レイラ(以降レイ):「歓迎されるのは嬉しいです」
作者:「やっぱり猫だね」
ジン:「いや犬だろ?」
レン:「僕は鳥がいい」
アイ:「私はヘビかな」
アル:「やっぱり猫だな」
誠治:「俺は犬で」
レン:「おおっと、部外者が入ってしまった。ということで今回はこれにて」
誠治:「部外者って俺のこと?」