天才悪魔 魔界出奔
二作目です。
こっちはかなり不定期更新になると思います。
ウインドの方もよろしくお願いします。
悪魔・・・人間を惑わしその魂を集める者
魂を吸収することでより強大な力を得る、死神科曰く『害虫』『シロアリ』『モグラ』『盗賊』etc.
だからと言って悪魔の世界はフリーダムな世界ではない。
悪魔の世界・・・魔界はシビアに縦の関係を貫く世界である。
上から下へと不可逆的な形で下がる理不尽な命令
下から上へと強制的に吸われる上納金
上に上るには上の悪魔をあらゆる面で屈伏させるしかない。
そんな世界で実力はトップクラス、頭脳明晰、容姿端麗、一個人としては魔界最強の中級悪魔アルベリクは魔界での変化のない毎日に嫌気が差していた。
年間で集まる魂は150前後その内の100を上納金として上の悪魔に納めなくてはいけなかった。そして年間で吸収できる魂は50前後上の方の悪魔は年間で100以上吸収する場合もある。
実力ではトップのアルベリクだが所詮は一個人、やはり圧倒的な数の差の前には無力に立ち尽くすしかない。
更に上に上ればきっとそんな状況も覆せるようになるだろうが、上に上ろうにも上れない状況下でアルベリクはあることを思い付いた、お世辞にも頭脳明晰の天才の考えとは思えないこと。魔界から出奔するという前代未聞の行動を・・・
彼は繰り返される毎日と努力が結ばれないジレンマの世界から抜け出す為に計画を練るのだった。