婿養子
ある日、美奈子はんの継母と異母弟の嫁がやって来た。継母はともかく弟嫁が来るなんてよほどのことだと思うと、異母弟には娘しかいないので婿養子を迎えることになり、くにさんの父親の異母弟(母親はくにさん祖父の最後の妻)との縁談が成立したのだが、くにさんの父親の後妻が本邸に住みくにさんの祖父の後妻は実母所有のマンションで暮らしているのが気になり(実母はケア付きマンションに転居)、異母弟の娘が兄嫁にあたるくにさんの父親の後妻にいじめられないか不安になったのだ。
美奈子はんの考えでは異母弟の娘は他所の家の女主人(予定)だからくにさんの父親の後妻の地位を脅かす存在じゃないけど、そんなことよりくにさんの父親の後妻の三女と七女が美奈子はんの異母弟が略奪されないかのほうが心配だった。
継母や弟嫁は一体何で40過ぎのおっさんが略奪の対象になるんだろうかと思ったが、異母弟は伯爵嗣子でなおかつ息子がいなくてさらに娘が婿を迎えるということは夫人の出産を諦めたということで、自分が息子を産めば伯爵の母になれるということを美奈子はんが言うと、二人は納得したのだった。そして二人は帰宅するのだが美奈子はんはそれについていくことになった。
夜、異母弟が帰宅するとなぜか美奈子はんがいるので驚くのだった。そして美奈子はんはくにさんの父親の後妻の三女と七女に気をつけてと言うのだった。
異母弟はそんなことを言うためにうちに来たのかと言い、美奈子はん(と継母と弟嫁)が首を縦にふると異母弟は七女は年下過ぎてよく知らないけど年の近い二女から四女はよく知っていて二女と三女は性格が悪くて、四女は姉と違って性格は良いけど誰とでも寝る女で(ここで弟嫁が吹き出す)旦那以外の子供を産んでも別に驚かなかったと言ったのだった。そして少なくとも俺達の世代はあの女には引っかからないと言ったのだった。
美奈子はんと継母は安心したが弟嫁はさっきから笑いが止まらなくなっていた。理由を聞くと実はクラスの男子の大半はくにさんの後妻の四女が初体験で年の近い男子の殆んどは後妻の四女と寝ているらしいと言ったのだった。美奈子はんと継母から疑惑の目を向けられる異母弟。なぜか他の家族もやってくる。そして異母弟はナガはどうだか知らないけど俺は初体験じゃないからな、あの女より年上だからという捨て台詞を残しその場から去ったのだった。
いきなりナガの名前が出てきたので家族全員(特に美奈子はん)は驚いたのだった。そしてナガは甥だと言うと、あの女は両親が同じ兄や弟とも寝てるから甥なんてどうってことないとわざわざ戻ってきて言ったのだった。
その頃自宅にいたナガはいきなりくしゃみをした。
「誰か噂でもしているんじゃないの?」
「噂の男・・・それはナガ!」
家族からからかわれるナガだったがまさかその時母親の実家で自分の恥ずかしい(?)過去が話題になっているとは思ってもいなかったのだ。
ちなみにくにさんの父親の後妻の四女を中心とすると、美奈子はんの異母弟は2歳上、その妻は1歳下、くにさんの父親の後妻の長男は1歳上、次男は8歳下、ナガは3歳下になります。




