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好きって言いすぎたら彼氏が暴走した  作者: リィズ・ブランディシュカ
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第3話 しぶしぶのろける



「とりあえず一回目いってみてよ」


 そんな急に言われても、思いつかかない。


 考えた末、無難なものをひねりだした。


「ぬっ、ぬれないように傘をこっちに傾けてくれるところが、すっ、好き」


 照れくささと恥ずかしさで、小声でぼそぼそしゃべるような感じになってしまった。


 それでも彼氏には聞こえていたみたい。


「そりゃ大事な彼女だからねぇ」


 この罰ゲーム、恥ずかしすぎる。


「ほら、この調子でどんどん言ってよ」


 しぶしぶ、「デートの時はいつも先に待っててくれるのが好き」とか。


 道を歩いているときは、「誰かとぶつかりそうになった時にさりげなく守ってくれるのが好き」とか言っていく。



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