表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
彼女が父と''仲良し''してたなんて信じられるか?  作者: 隆頭


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

23/58

閑話 心配していた人

「あれ、晴政はるまさくん行っちゃった?」


「行きましたよ」


 丁度マサが帰ったところで店長が顔を出した。

 この人も何気にアイツを気に入っている…というかちょくちょく付き合って欲しいとかのたまってマサにあしらわれている。冗談だと思われたらしい。

 もう三十歳になるから多分焦ってるんだろうな、マサは気付いてないけど。


 彼氏いない歴年齢だし…


「アンタ今変なこと考えてる?」


「……いいえ」


 ジトっと睨まれ目を逸らす。

 なんで分かるんだよ怖すぎるだろ…視線だけで殺されそうだ。

 ともあれ、アイツが元気そうなのは良かった。


「あの子、大丈夫そ?」


 彼女はそう聞いてきた。

 あの事件からしばらくアイツはバイトを休んでいた。

 ボロボロになっていたことを伝えていたので店長も凄く心配していた。


「えぇ、だいぶ立ち直ったみたいっす」


「そっか…良かった」


 俺がそう言うと彼女は力を抜いたように微笑んだ。その表情をアイツに見せればチャンスありそうだけどな…。


「それなら今度 晴政くんと一緒に食事でも行きたいなぁ…ツヨシから言っといてくれる?」


「自分で頼んます」


 なんで自分より歳上の人の恋愛サポートとかせにゃならんのだ、頼むからプライドを持ってくれよ店長なんだから。


「っかぁ〜、気が利かないねぇ。そんなんじゃアイカちゃんに逃げられるよ?」


「余計なお世話っすよ」


 万年男逃しに言われたくはない。

 そのうち婚期も逃しそう、というかそろそろやばいだろアンタ。


「んー?」


「なっなんすか?」


 色々と考えてるいると彼女の目がすぐそこにあった。ガチホラーだ。

 すぐそこと言うとはマジですぐそこだ、目と鼻の先みたいな。

 5センチも離れてない…怖い助けて。


「なぁにかなぁ…へぇんなこと考えてんだろぉ?」


「いいえぇ…」


 目力が凄い、どこぞのウサギだよ。

 俺は変態という名の紳士とか自称しないんだぞやめてくれ。


「ったく、意外と分かんだから気を付けなよ?」


「もちろんっす…」


 ひとしきり睨んだ後、店長は顔を離して腕を組んだ。怖かった…。


「さって…そろそろ仕事に戻るかー」


「そっすね」


 その声に合わせて二人で休憩室を後にした。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ