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 イスハニア軍が次の策に打って出たのは、翌日だった。マスケットの射程外の地点で穴を掘り始めたのである。その穴は、やがて壕となって方向を持ち、ジグザグ状を呈しつつ、ブレダー城を目指して掘り進んできた。その数は一〇程度に及び、先頭の兵士が疲れると交代し、次の兵士が掘るという具合で、休みなく先頭は近づいてくる。

 ――考えたな。

 報告を受けて、ダイゴは感想を心の中で述べた。

 半日ほどの時間で、イスハニア軍は五メットほど掘り進んだ。こちらが地面に隠れるなら、敵も地面に隠れようという作戦らしかった。確かに、地面に塹壕を掘り進めば、撃たれてもほぼ安全にネイザーラント側の陣地に接近できる。

 だが、近付いてどうする? 一〇本ばかりの塹壕で馬防柵ギリギリまで接近しても、一度に陣地内に突入できる人数は限られている。周辺からマスケットの射撃を集中的に受ければ、先頭から討ち死にするのは目に見えている。

 ――どうする気だ、敵は。

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