表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
56/85

20

「弾薬は、本日の消費量を基準にいたしますと、あと五回は戦闘可能です」

 後方幕僚の報告があった。計算してみると、目の前のイスハニア軍を壊滅させるだけの数字である。まずは安心材料となった。続く主計監の報告でも、糧秣は心配ない量を確保できているとのことだった。

 ――初日はしのぎ切った。

 ダイゴは、痛快感と裏表の安堵の感情に浸っていた。できることなら、明日以降もイスハニア軍が同じ攻撃を繰り返してくれることが望ましい。もっと望ましいのは、攻撃を諦めて撤退してくれることだが、スピノラはどちらも選択しないだろう。メレヘンでの悪夢が、瞬間的に甦る。敵は、同じ手を繰り返すまい。そして、必ず攻撃を再開するだろう。どんな策で来るか? それがわかれば苦労しない。警戒態勢を維持させつつ、軍に休養を取るように命じてから、ダイゴは自室に戻り、アルテュールの持ってきた堅焼きパン《ビスケット》と焼いた干し鱈の昼食をとった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ