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即死スキルを有している冒険者を勧誘しました

今回は即死スキルを有している冒険者を勧誘する話です。


「ガーネットの町に死神という二つ名で呼ばれているリーパーという冒険者が居るという噂を聞きました」

「死神ですか。一応勧誘してみますか」

ハルカはリーパーを勧誘する為にガーネットの町に向かった。


「俺に殺意を向けない方が良いですよ」

「うるせえ」

「死ね」

盗賊達が忠告を無視して、俺に殺意を向けた瞬間に無言で崩れるように倒れた。

「だから俺に殺意を向けるなと忠告したのに」

生きて捕縛するつもりだったのに、またしても殺意を向けた盗賊達を即死させてしまった。


冒険者になってから五年の年月が過ぎた。

既に三千人以上の者を即死させてしまい、寿命は十万歳を超え、体力と魔力は相変わらず測定不可能で、無属性魔法とスキルの数は一万を超え、まさに規格外の化け物になってしまっていた。


盗賊の死体を冒険者ギルドに持ち込めば、報償金が貰えるので、亜空間倉庫に収納した。


「確かに指名手配中の盗賊達ですね。報償金の金貨十枚です。お受け取り下さい」

受付嬢から報償金を受け取り、冒険者ギルドを退出しようとした。

「死神の奴、また盗賊達を即死させたみたいだぜ」

「アイツの話はやめておけ」

「お前も殺されるぞ」

俺は冒険者達の間で死神という二つ名で呼ばれていて、皆から忌み嫌われているが、危害を加えたり、殺意を抱くという愚行を犯す者は一人も居ない。


「私はハルカ・リンドウ辺境伯です。貴方が死神という二つ名で呼ばれているリーパーさんですね。貴方を辺境伯領のネオギルドに勧誘したいのですが、考えては頂けませんか」

辺境伯と名乗る女に俺を勧誘したいと声を掛けられた。

以前に俺が暗殺し損ねた女だった。

辺境伯になっていたのか。

しかも闘気が以前より遥かに強くなっているみたいだった。

俺はこの女に出会うまでは人族最強だと信じていたが、上には上が居るという事を思い知らされた。

その女と関わるなんて、冗談じゃない。

「質の悪い冗談はやめて下さい。辺境伯様が俺を勧誘するなんて、とても信じられません。それにネオギルドなんて初めて聞きました。詐欺ではありませんか」

俺は詐欺ではないかと言って、断ろうとした。

「ネオギルドは既存の冒険者ギルドから完全に独立した冒険者ギルドです。どうやら詐欺ではないかとお疑いのようなので、一度辺境伯領に来て下さい。旅費として金貨五枚を差し上げます」

彼女は金貨五枚を俺に渡して、冒険者ギルドから立ち去った。

幸運にも暗殺者だったのはバレなかったみたいだ。

「仕方ない。他国で再出発するか」

他国で再出発する決心をして、取り敢えず隣国に向かった。


次回は即死スキルを有している冒険者が方舟を手に入れる話の予定です。

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