魔王をボコってやりました
今回は魔王をボコる話です。
「そういえば色ボケ魔王をボコっていなかったわね。直ぐにボコりに行かないと」
領地でミレンの顔を見たら、魔王をボコっていないのを思い出した。
「魔王をボコるなら、私も同行させて下さい」
「そういえばミレンも魔王を恨んでいたわね。良いわよ。一緒に来なさい」
「当然私達も行きます」
「もちろん付いて行きます」
「貴女達は以前に魔王軍の兵士達を撃退したから、今回は留守番よ。良いわね」
「・・・・分かりました」
「・・・・留守番しています」
魔王をボコる為に二人で魔王の宮殿前に異世界転移した。
「お前はハルカ」
「魔王陛下を人質にした悪女」
「魔王陛下を愚弄した魔女」
「魔王陛下の面目を潰した罪人」
「魔王陛下の名誉を傷付けた疫病神」
「魔王陛下を誘惑した痴女」
「魔王陛下に色目を使った色魔」
衛兵達から物凄く罵倒された。
人質にしたのと愚弄したのと面目を潰したのと名誉を傷付けたのは事実だけど、誘惑したとか色目を使った覚えは無いわよ。
「鬱陶しいから、痺れていなさい」
麻痺毒で衛兵達を痺れさせた。
「か、身体が痺れる」
「手足の感覚が無い」
「お前の仕業か」
「直ぐに治せ」
「やはり痴女だな」
「色魔らしい能力だな」
「うるさいわね、いい加減に黙りなさい」
「魔王ゾル、久し振りね」
宮殿内に侵入して、魔王と再会した。
「貴様はハルカともう一人は誰だ」
「貴方に置き去りにされたリリー王国の神官よ」
「リリー王国の神官だと。知らんな」
「・・・・」
ミレンが額に青筋を浮かべた。
「それよりも何故貴様達が余の宮殿に居る。確か異世界転移は出来なかった筈だ」
「悪いけど、異世界転移が出来るようになったのよ」
「それで目的は何だ」
「もちろん色ボケ魔王の貴方をボコりに来たのよ」
「誰が色ボケ魔王だ。それに何故余をボコる。理由を言え」
「惚けないでよ。勇者ライトから貴方の真意を聞いたと言えば、分かるかしら。それと魔王軍の兵士をリリー王国の兵士に偽装させて、ローズ帝国に攻め込んだのを忘れたとは言わせないわよ」
「・・・・シュヴァルツ将軍、衛兵にハルカ達を捕縛しろと命令せよ」
「衛兵、ハルカ達を捕縛しろ」
「鬱陶しいから、邪魔をしないでくれる」
「身動きが取れない」
「身体が動かない」
「まるで金縛りだ」
私が周囲に闘気を放ったので、この場に居る私達を除いた全ての者が金縛りのように身動きが取れなくなった。
「余の闘気を遥かに超える物凄い闘気は何だ。まさか貴様が放っているのか」
「正解よ。それじゃボコらせて貰うわね」
「やめ、ぎゃああああ」
魔王を雷撃脚で何度も蹴り続けた。
「次にシュヴァルツ将軍をボコるから、ミレンは魔王をボコりなさい」
「ありがとうございます。魔王、あの時はよくも置き去りにしたわね。あの後私がどれだけ苦労したのか、貴方に分かるかしら」
ミレンは何度も蹴り続けたが、少しも効いていないみたいで、魔王は平然としていた。
「やめてくれ」
シュヴァルツ将軍を雷撃拳で何度も殴り続けた。
「それじゃ帰るわね。またボコりに来るから、楽しみに待っていなさい。さようなら、色ボケ魔王様」
魔王に別れの挨拶をして、宮殿から退出した。
次回は即死チートスキルを有している冒険者を勧誘する話の予定です。




