S級冒険者パーティーと決闘しました
今回はS級冒険者パーティーと決闘する話です。
「私はハルカ・リンドウ辺境伯です。今の決闘を見物していました。辺境伯として貴方達黒い翼に興味が湧きましたので、決闘を申し込みます」
「貴女が辺境伯だとは信じられません」
「質の悪い冗談はやめてよ」
「無謀ですよ」
「怪我をするぞ」
「私は本気ですよ。実力をお見せします」
「きゃあああ」
エリーゼに軽く正拳突きを放った。
「いきなり何をするのよ」
「エリーゼ、大丈夫か」
「だ、大丈夫よ」
「赦せない」
四人が敵意を込めた視線で私を睨み付けた。
「決闘を受けてくれますね」
「分かった」
「手加減はしないわよ」
「倍返ししてあげる」
「覚悟は良いな」
「最初は私よ」
エリーゼが正拳突きを放ってきたので、私は雷撃拳で対処した。
「う、腕が動かない」
「私は拳に雷属性を付加出来るのよ。負けを認めなさい。
「負けました」
「次は私よ」
カーズが麻痺毒の魔法を発動させた。
「か、身体が痺れる」
「残念だけど、私に麻痺毒は効かないわよ」
逆にカーズを麻痺毒のスキルで痺れさせた。
「私の負けよ」
「俺が相手だ」
アラマが二本の短刀を両手に握り、素早い動きで斬り付けてきたので、レールガンで両手首を撃ち抜いた。
「ぎゃあああああ」
アラマは短刀を握れなくなくなった。
「負けを認める」
「最後は俺だ」
クロトは剣先を私に向けたが、斬り掛かってくる気配は感じられない。
どうやら私に先手を取らせて、カウンター攻撃をするつもりね。
「うわあああああ」
雷撃拳を喰らわせると見せ掛けて、雷撃脚を喰らわせた。
クロトは数メートル程吹き飛んでしまい、気を失ったみたいだ。
「俺達の完敗だ」
「次は負けないわよ」
「覚悟しておいて下さい」
「今度は俺が勝つ」
「再戦を楽しみにしています」
「私はクロトと同じく戦闘狂で、カーズやエリーゼと闘い方が少し似ていて、アラマのように敵に容赦しないのよ」
「俺と同じく戦闘狂なのか」
「確かに闘い方が少し似ているよね」
「同感です」
「その通りだ。俺は敵に容赦しない」
その後酒を酌み交わして、すっかり意気投合した。
「皆さん、辺境伯領のネオギルドで活動しませんか。実は組織強化中でして、優秀な冒険者を募集中なんです。もちろんS級ランクに復帰させますよ」
黒い翼をネオギルドに勧誘した。
「ネオギルドって何ですか」
「既存の冒険者ギルドから完全に独立した冒険者ギルドです。活動しているのは辺境伯領だけです。実はギルドマスターはグランドマスターに冤罪を着せられた冒険者です」
「皆、どうする」
「私は構わないわよ」
「私も構いません」
「面白そうだ」
「勧誘を受け入れます」
「決まりですね。歓迎します」
黒い翼の勧誘に成功した。
次回は雷撃龍の卵を孵化させる話の予定です。




