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詩*日常から*

モノ語り

作者: a i o



点鼻薬/


繋がっていたのね

どこもかしこも


クーラーの風の匂いが

するすると ひんやりと肺まで

届いた 夜






手鏡/


手持ちぶさたに

カーテンからこぼれる

光をひろっては

寝転がったまま

ざらざらの天井の凸凹に

夜明けをもたらしていた






ピアス/


ちょん、と

開いた穴の隣に

ちょん、とついた ホクロ


被さらないような

ピアスばかり選ぶ






スポンジ/


ピン、と

ふっくらとあったのに

いつの間にか

しおしおに

へたりこんで

ぐじゅぐじゅとした泡しか

つくれなくなったそれを

あと一回

もう一回 使ったら、と

先延ばすたび

私のどこかが

萎びていく






眼鏡/


寝る前に

外すと

右目だけ

墨のように

夜が滲みます








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― 新着の感想 ―
[良い点] スポンジ が1番好きで 眼鏡 が2番目にすこです(*´ω`*) [一言] タイトルもすこ
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