いつか、また
そこには見知らぬ男女五名が並んでいた。
全員、黒で統一された衣装で、ワンポイントで赤の小物を身に着けていた。
なんというか洗練された雰囲気を醸し出していたが、話す言葉は辛辣だった。
「十三か所開いた黄泉の国の入口から湧き出た軍勢を撃退したって話、眉唾ものかもね」
坊主頭のスリムな見た目のお姉キャラ男子が鼻で笑った。
すると第一声を発した口元のほくろが印象的なダイナマイトボディの美女も、腕組みして「ふん」と笑った。
「時間が無駄になるから行きましょうよー」
なぜか一回り大きいサイズの服を着ている美少年があくびをかみ殺した。
「です、です、行きましょ~」
ブロンドに染めた髪、日焼けした褐色の肌の、ちょっと不良風の少女が俺たちを一瞥すると、すぐ背を向けた。その隣にいた黒いチャイナ服の美少女は無言で俺たちに背を向け、歩き出した。
「なんなんだ、あいつら⁉」
俺が頭に来て後を追おうとすると、肩をぐっとつかんだ人がいた。
天津頭領だった。
「どうやら第二部隊のメンバーが到着したようだ」
「……第二部隊?」
「うむ。実は先週から第二部隊が駐屯している金剛駿河山で、黄泉の国の軍勢が頻繁に現れていてね。今日はその件で会議があるんだ。あと、彼らは神事に参加する予定だ」
あの口の悪い連中が第二部隊⁉
「第二部隊とは共闘することもあるから、仲良くやってほしい」
天津頭領はそう言うと、彼らの後を追うように食堂から出て行った。
第二部隊。
彼らと共に戦う日が来るのか……?
「狭霧さん、蓮さん、陽菜さん、そして芽衣さん、こっちに来てください。記念撮影をしますよー」
ひるこが元気よく俺たちを呼んだ。
「今行くよ!」
俺たちの黒影としての日々はまだまだ始まったばかり。
これから楽しいこと悲しいこと大変なことが待ち受けているかもしれないが、これだけ仲間がいるならきっとやっていける。
俺たちは最高の笑顔で最高の記念写真を撮った。
See you again!(また会いましょう!)
この投稿を見つけ、最後までお読みいただき、ありがとうございます。
初投稿作品ということで至らない点も沢山あったと思いますが
いかがだったでしょうか……?
公開時間はどうったか、続編を読みたいかなど、ぜひお聞かせいただけると幸いです。
なお、5月6日の21時より新規連載がスタートしています。
『黒影~ロマンス編~』で、胸がキュンキュンするような作品となっています。
『黒影~ロマンス編~』
https://ncode.syosetu.com/n5755hp/
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