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完結●黒影  作者: 一番星キラリ@受賞作発売中:商業ノベル&漫画化進行中


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蓮の戦闘服

さて。


俺はどうしたものかと腕組みして考え込んだ。


正直、陽菜と違って戦闘服にこだわりはないんだよな……。


俺は歓迎会を思い出し、黒影の先輩がどんな衣装をまとっていたのかを思い出してみた。


天津頭領:歌舞伎役者のようなド派手な衣装

洩矢先輩:狩衣

だん先輩:水兵

夜見先輩:薄墨色の着物

阿曇先輩:火事装束

凪先輩:神主を思わせる衣装

狭霧:牛若丸のような衣装


あ、だん先輩だけ洋装。俺も洋装にするか。


洋装にする、と決まったものの、普段は着物に袴が多いので、全然思いつかなかった。


俺は端末を取り出し、男性の洋装を検索してみた。


なんだか結婚式の服ばかり出てくるな……。


そこで俺は自分が神降ろしで雷の力を使えたので、雷神で検索してみた。


まあ、そうだよな。


有名な風神雷神図屏風の画像が沢山出てきた。


「黒雷くん、アイデアが出ない?」


端末とにらめっこしていた俺に木ノ花先生が話しかけた。


「……はい。洋装がいいな、とは思ったのですが、そこから先が思い浮かばなくて」


「なるほど。そーゆう場合に備え、ほら、これ」


木ノ花先生が一冊のスケッチブックを俺に渡した。


「これは……?」


「これはね、タッツーこと、春秋竜美さんがデザインした男性の洋装スタイルなの。彼女が在籍した頃の黒影にはまだ天の羽衣もなくて、普通に自衛隊の戦闘服を着ていたの。それでなんかオシャレにできないかなーって、彼女が沢山制服のデザインを描き起こしたの。タッツーのすごいところは、一つアイデアが浮かぶとそれをアレンジしたものが次から次へと浮かんで、短時間でものすごい数をデザインできるの。まさに才能よね」


俺は木ノ花先生の言葉を聞きながら、スケッチブックをめくり、驚いた。


すごい。これが戦闘服。オシャレだし、斬新だ。


どれもこれもかっこよく、黒影の戦闘服と言わず、普通に販売しても飛ぶように売れそうだった。


そんな中で、動きやすそうで、装飾は少なく、しゅっとした一枚のデザインに目が留まった。


「あ、それね。それは乗馬服に着想を得たもので、ジャケットのポケット、襟、あと裏地に着物の生地を使って、和洋折衷デザインにしたいって……タッツーが言っていたやつね」


「乗馬服……動きやすいし、いいですね。俺、これをベースにアレンジしてみます」


「うん。いいんじゃない」


俺は自分のスケッチブックを開いた。


「陽菜、進んでいる?」


木ノ花先生はその足で陽菜の方へ向かった。


よし。ジャケットは黒で、ポケットと襟に着物生地を採用。


タッツーさんのデザインでは唐草の着物生地だったが、俺は変わり縞にしよう。


シャツは白で、ジャケットの下に変わり縞の着物生地のベストだ。


ズボンは白、ブーツは黒だな。


俺の頭の中で戦闘服は完成した。


あとはスケッチブックに描いていくだけだ。


バサッ。



音の方を見ると、陽菜のそばで木ノ花先生が立ち尽くし、畳の上にスケッチブックが落ちていた。


この投稿を見つけ、お読みいただき、ありがとうございます。

木ノ花先生はどうしたのでしょうか?

引き続きお楽しみください。

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