表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
完結●黒影  作者: 一番星キラリ@受賞作発売中:商業ノベル&漫画化進行中


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

113/245

単独犯? 複数犯?

いつの間に部屋に⁉


これが忍者に興味を持ち、遁術を極めた成果なのか⁉


突然の登場に気を取られてしまったが、じっちゃまが言った重要な言葉を聞き逃さなかったえま先輩が尋ねた。


「あの、夜見先輩が脳に謎を抱えているってどういうことですか? もしかして影の血が、あの旦那三人衆と同じように、夜見先輩の頭を浸食している……ということですか?」


俺たち三人は須虞那先生から、夜見先輩の脳に腫瘍とは違う何かの塊が、第三次討伐作戦から帰還後に発見されたと聞いていた。


だからあのことか、とすぐに思い当たった。


そしてえま先輩の発言からそれが影の血ではないかという可能性が出たことで、一気に夜見先輩犯人説が高まった。


「むろん、影の血の可能性もあると考え、調べたが、違っておった。腫瘍でもないし、医学的に見てもなんであるか分からない。しかも夜見本人は自分の脳に神が宿ったとか言い出すしのう。そんなこともあり、夜見の行動は常に監視下にある。その脳にあるものがなんであるかわからんから、急に倒れたりした時に備えるためにな」


「そ、そうなんですね。まったく知りませんでした。夜見先輩は任務中、普通にお仕事されていましたし……」


えま先輩の言葉にじっちゃまは「そうなんじゃよ」と言い、「誰か、お茶をお願いしてもいいか?」と言ったので、俺たちは慌てて立ち上がり、お茶の用意をした。


陽菜が用意したお茶を一口飲むと、じっちゃまは再び話始めた。


「脳によく分からん謎を抱えているが、夜見はいたって普通だ。日常を過ごし、任務をこなす。自分の脳に神が宿ったという発言も、口にしたのはその塊が発見された数日だけで、今ではそんなことを口にすることもなくなった。毎日の監視下でも問題行動は報告されておらん。なので夜見が関わったとは考えなくてよいじゃろう。夜見が何か隠しているなどと疑い、夜見に近づく必要はないぞ」


そうなのか……。あんなに怪しかったのに。


「ではじっちゃま、敵はなぜ僕が本殿にいると思ったのでしょう?」


「じっちゃま⁉」と、えま先輩がビックリして狭霧を見た。


だがじっちゃまと言われた当の本人が何も反応しないので、えま先輩も目を丸くしたまま、それ以上何も言わなかった。


「まあ、神社の公式インフォメーションで『当神社の本殿では黒影の神事、神降ろしが行われることでも有名です』って書いておるからのう。もちろん御神体がなんであるかも、掲載しておる。犯人は狭霧について調べておるじゃろうから、御神体と狭霧の縁が深いものであるとは推測できたじゃろう。神社にいるなら本殿にいる可能性が高いと犯人は考えたわけじゃ。謎の老人が蛇型や旦那三人衆を神社へ向かわせたのは、狭霧が行くことを知っていたからなのか、狭霧が行くところを見かけたからなのか、そこからして謎じゃ」


「あ、あのう……」


「なんじゃ、陽菜」


「は、はい。陽菜たちは廃墟と休憩所で襲撃を行った敵と、巨大蛇型の黒い影と極小影の血による奇襲を行った敵は、別のように感じて、主犯者と共犯者説を考えたのですが、陰陽頭はどうお考えですか?」


「おぬし達の分析は大変面白かった。金山統括庁で会議するより、よっぽど参考になる分析じゃった。正直、お主たちの指摘通り、襲撃が巧妙だったり、稚拙だったりで、単独犯なのか、複数犯なのか、決めかねておる」


じっちゃまそう言うと湯飲みを置き


「さて、そろそろ…」


「す、すみません! 最後に一つだけ」


この投稿を見つけ、お読みいただき、ありがとうございます。

「最後に一つだけ」と発言したのは誰なのか。

引き続きお楽しみください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ