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最底辺の物語  作者: 匂宮 司
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第2章

僕が、親を殺した理由。


それは、親が憎かったとか、親が病気で死にかけだったからとか、そういうわけではない。


僕だって、人の心くらい、ちゃんと持ってる。人殺しが悪いことなんていうのは、当然の如く知っている。当たり前だ、法律で決まっているのだから。

それなのに、何故親を殺したのかだって?


浪人している間、うるさかったし邪魔だった。そしてなにより、親の手元から離れたかった。


自立とかいうけれど、人間(この場合は子供だけれど)っていうのは、本当の意味では自立できていないんだと思う。

だって親が生きているあいだは、親の手元に存在しているのだから。

じゃあ、その親が死んだら?いなくなったら?

そう考えた時に、僕は閃いた。

【親を殺してしまえばいいんだ】って。



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