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私の思い描く人間
はじめまして、匂宮 司と申します。
この度は、数ある小説の中から、読んで頂きありがとうございます。
稚拙な文章ではありますが、頑張って作り上げますので、是非気長に、最後まで読んでいただけたら幸いです。
では、ごゆっくり。
この物語には、幸せな結末も、希望に満ちた未来も、心躍るような話しはない。
あるのは、不幸な終焉、絶望に溢れた過去、心が荒むような話し。
そんなものしかない。
それでも、この扉を開けたいと願うならば、開けるといい。
だけど、戻れるとは限らない。
最後に聞いておこう。
本当に開けるのか?
そうか…、キミがそれを望むなら、私に止める権利はない。
せいぜい、飲み込まれないように気をつけることだ。
私は、しっかりと忠告したのだからな…。