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詩になりたかった何か。

雨上がりの空は長雨に鬱屈としていた僕の目には眩しすぎた。

作者: amago.T/

 なにが悲しくて泣いているのか、なにが面白くて笑っているのか、なにが楽しくてはしゃいでいるのか。或いはなにがつまらなくてふてくされているのか。

 自分にはもう解らない。ただ勝手に、目尻から塩を含んだ水滴が流れ落ちて逝くだけだ。

 理由を探求する熱意は冷めて久しく、興味を保持する気力も持たず。ただ理由を探す形而上の行為だけは昔と変わらない。惰性によって護られているそれだけが、昔と変わらない。


 その行為の意味を誰がどう考察しようがすべてが正しく同時に誤っている。

 自分にだって判らないものに、真に正しき意味などないのだから。


 雨上がりの蒼空(そら)は僕の涙を隠してはくれない。

 世界を染める夕日はむしろソレをいっそう目立たせようとする。

 それがかなしくて、僕は泣くのかもしれない。

やっと、雨はやみました。

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