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恋愛経験ゼロの俺が、付き合うってマ?  作者: だっちゃん
始まり
2/6

友達??

入学式からもう1ヶ月近く経った。周りの生徒は、グループを作り、自分の居場所を確保していた。俺、鈴木拓真は友達はいない。でも少し話せる知り合いができた。

そう!鈴木拓真は大人になったのである。


「おーい!たくま?何外見て黄昏てるの?」

「安心しろ!気のせいだよ」


校売のパン加えながら俺にちょっかいを出してきたのが、佐々木悠太(ささきゆうた)である。

こいつとはこの前知り合った、授業前こいつと俺が呼ばれ、先生の手伝いをしたことがきっかけで、少し話すようになり今に至る。

中学の時に全く友達がいなかった俺にとっては超ラッキーイベントである。せっかくのラッキーイベントなので、大事にすることに決めた。


「たくま〜???」

「ん?」

「彼女いたことあるか?」

「ぷうううっっっっっっっ..........ゲホッ.....」

「どうした?絶対に聞いちゃいけない質問とかー?」

「そんなんじゃねえよ」


はぁ.....びっくりした、友達もいない俺が彼女?ふざけてるだろ!この見た目と性格で察してくれよ.....


「彼女?そんなの腐るほどいたぜ?」


嘘をついた。


「はっ?嘘つけ」


はい。一瞬でバレました。


「まぁ彼女なんて興味無いし?できないんじゃなくて作らないんだぜ?」


漫画でよくある名言を入れてみた?名言.....


「あーそうか....」

「そこは突っ込めよ」

「なんで?」

「もういいわ!!!」


こんなくだらないやり取りが幸せって思う人もいるかもしれない。俺は思わないけど......思えよ、自分で突っ込んでやった。悲しい。


「拓真くん......付き合って?」


その言葉が俺の耳に刺さった。


「は?」

俺の横に1人の女の子が立っていた。朝永由美(あさながゆみ)だった。咳が隣で少し話す機会はあったけど、他に関わりはなかったはず?


「えええええええええええええ!!!!!!!」

「ちょっ....お前....大声出すなよ」


悠太が大声で叫んだ、そのせいで、クラスのみんながこちらを見た。注目を浴びている。


「あっ.........がっ......」


俺は固まってしまった。俺は昔から注目を浴びるとこうなってしまう....何も出来なくなってしまう。


「ナーンてな!!!!」


悠太のその一言でクラスが笑いに包まれた。

最初は嫌な奴かなって思ったけど、中身は良い奴だ

いつの間にか、クラスからの注目はなくなっていた。


「がっ..........」


「おい!いつまで固まってるんだよ!」


「はっ.......ココハドコ」

「お前大丈夫か?」

「助かった......」


まじで死ぬかと思った、大勢の注目なんて.....死ねます。もし悠太がいなかったらどうなっていたのか?病院に運ばれるかも......考えただけで、恐ろしい


「で、?お前.....返事は?」

「返事?ってなんの返事?」

「いや、今お前告られたよな?隣にいる子に!」

「はい........」


彼女は悲しそうにこちらを見ていた。俺は思った......やっちまったと.....


「ご、ごめんなさい、すぐには返事出来ないです。」

「わかりました.....」


「おい!たくま〜かっこつけるなよ!」

「おい、そういうの今、言っちゃだめだろ?」

「だって......羨ましかったんだもん」


上目遣いで見てくる悠太.....こいつ殺してやりたい、俺がかっこつけて、今はまだその時じゃないと断ったのに、余計なこと言いやがって、俺の行動が水の泡だ。本当は今すぐ付き合いたいぐらいだ。俺に彼女?考えたことないぞ?彼女できたとしても、幸せに出来るか微妙なところだ。


「あの.........いつお返事貰えますか?」

「えーっと......じゃあ明日で!」

「はやっ.......失礼しました。わかりました。よろしくお願いします!」


ん?今ボロこぼした?こんな可愛い子に限ってボロをこぼすなんてことないよな?


彼女はそのまま教室を出ていった。その後いつもと変わらない、授業をして、家に帰った。



家に帰ってきた俺だが.......ずっと考えている。こんないい話ないと思ってるけど、俺なんかが彼女を幸せにできるのか?


「どうしようかな........」


俺はベットに転がりながらある奴に電話をした。


「あ〜たくま?恋愛の相談か?」

「そんな感じだ」


こういう通話も昔の俺だったら夢の夢だったんだけどな....今はなんとも思わない


「うわー俺に相談する?恋愛経験豊富の俺に相談するか?」


「豊富だから、電話したんだろ?」

「しょうがねえな俺に任せとけ!なんでも答えてやるよ!」


そうか。じゃあ質問しようかな?


「俺、どうすればいいと思う?」


「知らん。」

「ちょっと待て、恋愛経験豊富なのに答えられないのか?知らないってことはないだろ!なんかアドバイスくれよ」


「まぁ.....お前の好きにやれよ!俺が答えだしたら面白くないしな、自分で見つけることが大事なことだぞ?やば、俺今いい事言った〜」


「その最後の一言がなければな!じゃあもうひとつ聞くぞ?」


俺はさらに質問してみた。


「お前だったらどうする?」

「おやすみ〜」


そこで通話は終了した。


恋愛経験豊富者.......使い物にならねええ


さてどうするか?


俺があの子を好きなのかもわからない、て言うかあの子のこと何も知らない。そんなんで付き合ってもいいのか?


今まで考えたことないようなものを夜遅くまで考えていた。とりあえず、明日頑張ろ。


電気を消して就寝した。



次の日


「おーい!たくま〜起きんさい!!!!!」


10分後


「起きなさい!!!!!!!!」


更に10分後


「もう知らないからね!!!!仕事行って来るからね!!!!!」


なんだようるさいな...今何時だ???


俺は棚の上にあった、時計を見た...........


「9時だ!!!!!!!!!待て待て、もう授業始まってるじゃないか!!!夜遅くまで考えすぎた.......よし!日曜だと思ったって嘘ついて誤魔化そう!そんなの通用するか!!!」


俺の脳内パニック状態、自分でボケて自分でつっこむ!それが俺の日課!!なわけあるかああああああああぁぁぁ


「急げ急げ!!!!」


急いで準備し、家を飛び出た!!!こういう時に思う!家から学校近くてよかった...


さっと下駄箱で上履きを履き3階まで階段を駆け抜ける!3階の1番端っにあるのが、Gクラスである。流石に廊下は歩こう。



ガラッ!!!!!!!!


「すいません!日曜日だと思ってました!ごめんなさい!」


教室が静かになった.......


「いいから早く座りなさい!」


「あががががががががががが」

俺注目浴びるの無理なんだ ......恥ずかしい.....死ぬ。


バタン


「大丈夫か???」


先生に呼ばれていたが息絶えた。


「なんてこと妄想しただろ?」

「してねえし!」

「倒れただけで、息絶えるとか笑えるよ!でもお前が遅刻ってめずらしいな!」

「考え事しすぎたんだよ.....」

「あー彼女にするか?しないか?か.....」

「変な言い方するなよ」


今、保健室にいる、注目を浴びて、倒れたらしい、遅刻なんて一生しない、と俺は心に誓った。


こんばんわ、だっちゃんです!投稿遅れて申し訳ないです!今回の話読んでくれてありがとうございます!投稿は不定期になってしまうのですが、どうかよろしくお願いします!

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