コーンディル王国記
アレキサンドル公爵配下の騎士ラウルは、公爵の命により、ひとりの少年を捜し出す。彼は、産まれてすぐに王城からさらわれた第一王子エリクシルだった。公爵は、彼を王太子として擁立すべく尽力する。しかし、エリクシルが欲しているのは、王位ではなかった。
「俺は、吸血鬼が斬れる剣が欲しいんだ」
「私があなたの剣になりましょう」
ラウルは、エリクシルに忠誠を誓う。エリクシルの目的のため、そして、おのれの宿願のため。
「俺は、吸血鬼が斬れる剣が欲しいんだ」
「私があなたの剣になりましょう」
ラウルは、エリクシルに忠誠を誓う。エリクシルの目的のため、そして、おのれの宿願のため。