第5話 主人公
ちょっと忙しくて投稿が遅れました
アカネイウス暦896 3月 神聖アカネイア帝国 帝都パレジア 謁見の間
ハノーハ公国の使節団は、半月の道のりを経て神聖アカネイア帝国の帝都パレジアへと到着していた。そして神聖皇帝アカネイア十三世へ謁見、事の次第を上奏していた。
謁見の間それは、各国にももちろんそれにあたるものは存在する外交の場となる以上他国に自国の力を誇示するために豪華で、壮大なものが多いのだが、アカネイア帝国のそれはほかの国々のそれとは大きく異なっていた。
大きさは四方200m、天井は見上げれば首が痛くなるような高さ、間の隅々にはそれだけで辺境の王国などの予算が飛んでしまうほど豪華な調度品、玉座へと続く階段の両脇に立つ近衛兵を一瞥するだけでわかる屈強さすべて帝国がこの大陸の王者であることを示していた。
「で、ありまして猊下には九星軍の派遣をしていただきたく参上仕りました。」
ハノーハ公国の使節は、初めてきたアカネイア帝国の巨大な国力に圧倒されていた。
「九星軍だと?そんなも大それたものが必要なのかたかが蛮族ごときに。」
皇帝の下座にいる幾人かの貴族がハノーハ公国の使節を見下げるように言った。
「しかし、南のコリント王国が滅ぼされているのですよ。ここは、帝国の力を見せつけるいい機会です私は、派遣するべきかと。」
また違う貴族が発言する。これを皮切りにさまざまな意見が飛び交う
「わざわざ我らが出向く必要もあるまい」 「いや、南方の諸国は最近帝国へ反抗的な態度を見せる不届きものもいる一度力の差を見せつけてやるのだ。」
議論は、拮抗し結論が見えずこのまま平行線をたどると思われたとき玉座で、沈黙を守っていた皇帝が口絵を開いた。
「九星軍結成を発布せよ、蛮族を討伐する。アカネイウス大陸の秩序を守るのは帝国の責務である」
そう皇帝が言うと結論が出た。翌日アカネイウス大陸の諸国に九星軍結成と諸国軍の招集が伝えられた。
アカネイウス暦896年 4月 アカネイア帝国 帝都校外
「壮観ですねこんな景色は、めったに見られんでしょう。」
若い騎乗した騎士が隣にいる騎士へと話しかける。
「九星軍の招集は、100年ぶりですからね一生に一度くらいですよこんな大軍を見られるのは。」
彼ら二人の眼前には25万もの大軍がところ狭しとひしめいていた。
九星軍の結成が発布されてからアカネイウス大陸南部の諸国は、神聖アカネイア帝国へと兵を送っていった。神聖アカネイア帝国の影響力は強く九星軍を無視することは周辺諸国からの孤立を意味し、更には国内のアカネイア教の司教たち信徒である国民からも反発を受けることになる。よって各国は帝国への忠誠を示すために軍を派遣し九星軍を構成していたのであった。
そして、ついに集結を終えた九星軍は南部に居座っているグルニア軍を撃破せんと、南下を開始した。
「エーベルバッハ隊長!ついに進軍開始だそうです!」
「そうか、よし野郎ども進軍開始だ荷物をまとめろ!」
エーベルバッハと呼ばれたこの男は、神聖アカネイア帝国軍の歩兵部隊のうちの一つの部隊長である。どこにでもいる一般的な平民出身の歩兵部隊長であった。しかし、この男がアカネイウス大陸の命運を変えることになろうとは、誰も知る由もなかった。
アカネイア大陸の歴史を変える戦いは近い。
ちょっと主人公出そうとしてちょっと内容がよくないかもです。近いうちに改訂版入れるかもです。12月第一週に次回投稿します。




