59話 牢屋の生活1
夢を見ている。
俺が光になって宇宙に行く夢。
とても気持ちいい夢だ。
ずっと見ていたい夢。
なのに。
ガコン、ガコン。
夢から現実へ強制的に引き戻される不快な衝撃が俺を襲った。
・・・3度目だ。
目を開けてみる。
そして・・・
俺は、檻の中に閉じ込められていた。
「・・・何だ?」
目覚めて場所がいきなりハードな場所だったので、少し戸惑う。
何だ、ここは?
一体ここはどこなんだ?
転移は成功したんじゃないのか?
様々な考えが沸き起こるが、それらは一瞬にして泡のように弾けて消える。
だってここは檻だ。
閉じ込められているのだ。
周りを見てみると、汚いくはないものの狭い室内の中に硬いベットと、用を足すためのトイレのようなものがある。
ちなみに、仕切りのようなものはなく丸見えだ。
まさに囚人仕様。
室内は薄暗く、明かりは申し訳程度に発光するちっさい小石1つだ。
天井に固定されているため、触れない。
音はさっきからゴゥンゴゥンと規則的に鳴っている。
何か・・・現世のボイラー室みたいな?感じの音だ。
そんなにうるさくはないので、気分は削がれない。
・・・脱出に成功していたら、こんな所に入れられる訳がないだろうな。
つまり、失敗。
俺は脱出出来なかったのだ。
俺の記憶では無事に転移は起動したはずだ。
なのに、ここにいる。
何か転移中にトラブルがあったのだろうか。
そこで俺は気付く。
ララは?
ララはいないのか?
俺は再度周りを見渡す。
そうだ。
ララがここにいるはずもない。
俺とララを一緒に閉じ込めるはずもない。
ありえないことだ。
俺は再び目を閉じる。
何か、疲れた・・・
無気力感が俺を包む。
あれだけ頑張ったのに、成果がこれでは何の意味もない。
そう、あれだけ頑張ったのに・・・
ふと、俺がボロボロな状態で転移したことを思い出す。
確か、左腕が斬り落とされたはずだ。
俺は自分の左腕を見てみる。
「・・・」
俺の左腕は、やはりなくなったままだった。
ただ、傷口は白い布で包まれていて出血もない。
ついでに痛みもない。
そう・・・全身の痛みもだ。
誰かが治療してくれたんだろうな、きっと。
まあ、俺を檻に閉じ込めている時点でそんな恩は帳消しだが。
「はあ・・・」
大きく溜息を付く俺。
腕が治療し終わってるってことは、それなりに時間が経っているってことだ。
つまりは何時間俺は寝ていたんだろうって話。
数時間?
或いは1日?
もしかしたら1週間かもしれない。
誰かから教えてもらわないことには何1つ分からない。
そして、ここには肝心の教えてくれる奴が誰1人としていない。
俺1人だ。
他には誰もいない。
俺はベットから降りて、檻の向こうを見てみる。
そこは暗い通路だった。
檻の中でさびしく光る明かりと同じような光源が、天井に均等配置されている。
向こう側には何もない。
壁があるだけだ。
景色も何もへったくれもない。
ただの壁。
「一体ここはどこなんだよ・・・」
ホントにそう思う。
せめて場所くらいどこかに書いといてくれないのか。
・・・贅沢言い過ぎだな。
命があっただけまだマシだろう。
部屋の形状は正方形。
抜け穴らしい抜け穴は見当たらない。
逃げられないな・・・
まずは様子見か。
今、俺が何だかんだ騒いでも仕方ないだろう。
誰か、見張りの奴が見に来るかもしれないが、あまりいいとは思えない。
俺はしばらくの間、大人しくしていることにした。
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数時間経過した。
正確には分からない。
さっきから俺の体内時間は狂いっぱなしだからな。
俺がベットに転がってしばらくすると、コツコツと音が聞こえてきた。
足音だ。
誰かが歩いてきたのだ。
俺は檻の傍までよる。
そして、ここまで歩いてきたのは・・・
「気が付いたようですね・・・」
あのスーツを着た女だった。
逃げる時に散々邪魔された、ムカつく手練。
あの時着ていたボロボロスーツ着ていなく、新しく違うスーツを着用していた。
そいつは相変わらず冷徹な表情で、俺のことを見つめる。
鉄格子ごしで。
「今の状況が分かりますか?・・・人間」
「おい、その人間ってのは止めろ」
「では・・・何と呼べば?どうせ記憶が欠如しているのでしょう?」
・・・確かにそのとおりだ。
そのとおりなのだが、ただ人間と呼ばれるのは不快だ。
なんか、そこら辺の動物みたいに呼ばれているようで嫌な気持ちが沸いてくる。
ほら・・・何かこう・・・もうちょっと呼び方があるだろ?
貴方とか、君とか・・・
せめて二人称で呼んで欲しいものだ。
「名前がないなら、人間ではいいじゃないですか。この世界で唯一、ここに1人だけの人間なのですから」
「・・・」
反論出来なくて、黙りこくる。
そういえば俺、この地獄に来てから一回も名前で呼ばれていないな。
いい加減早く自分の名前を思い出したいもんだ。
そのために、俺は門に行く必要があるのだ。
だからせめて、ここがどこかだけでも知りたい。
苛立つ感情を抑えて、目の前のこいつに聞く。
「ここは一体どこなんだ?」
「答えると思っているのですか?」
「答えてくれないのか?」
「・・・まあいいでしょう」
何か訝しげな表情をしているが・・・
「ここは空中要塞、アネンヴァングと呼ばれる所です」
「空中要塞?」
要塞は分かる。
だが、空中って言葉が付くのは何でだ?
空中ってことはつまり・・・
「浮いているのか?ここ」
「はい。空中要塞ですから」
俺は空中にいるらしい。
それはそれは・・・
周りの景色が見えないせいで、ここが空中だということに気が付かなかった。
窓ガラスかなんかを設置していれば、すぐに分かっただろうが・・・
「何故、生かされているか分かりますか?人間」
考えていると、突然そんなことを言い出した。
何故、生かされているかだって?
「・・・分からない」
そりゃそうだ。
本当なら、殺されているものかと思っていたからな。
実際、悪魔達の攻撃も殆ど手加減していたように思えなかったし。
まさにデッドオアアライブ。
生きるか死ぬかの瀬戸際だった。
「貴方の転移は私の能力で防がせてもらいました」
「・・・そんなことが出来るのか?」
「出来ます」
間髪入れずに答える女悪魔。
というか転移を阻止されなかったら、今頃ここにいないし、まあ当然か。
「どんな能力で俺の脱出を失敗させたんだよ?」
「・・・」
怒気を込めた口調で尋ねるが、相手はそれを無言で返した。
何も教える気はないってか。
「私は人間を殺すことに賛成派です。また、このラース領内に住む殆どの悪魔は私に賛同するでしょう」
「だろうな」
「ですが、ララ様のような反対派がいたこともまた事実です。そして、その中には魔王様も含まれている・・・」
・・・そうなのか。
いや、確かに魔王は殺すこと前提で、俺に話しかけていなかったな。
閉じ込めるか、殺すか。
その選択権は俺に委ねられていた。
俺はそのどちらも選ばなかった訳だが。
「再度、魔王様は人間に会うと仰っています」
「またか・・・」
「その時まで、せいぜい大人しくしていることですね」
いちいちイラつく言い方だ。
本当にコイツのことは好きになれそうもない。
だが、コイツに聞かなければいけないことがまだある。
「ララは・・・ララはどうなったんだよ」
そう。
俺を助けてくれた恩人の悪魔。
騎士隊長という重い立場にいながら、悪魔達を裏切った女騎士。
一緒に俺と転移したはずだが、俺のこの有様を考えると、彼女もまた囚われていると考えていいだろう。
しかし、俺とララが同じ扱いを受けているかどうかは疑問だ。
元から敵対していた人間と、裏切り者の悪魔だからな。
そこら辺はどうしたって気になる。
「・・・」
また彼女は黙りこくる。
都合の悪いことにはノータッチのスタンス。
それにしたって無言は酷い。
コイツの性格の悪さが滲み出ている。
このクソ女め。
「何を考えているかは読み取れませんが・・・何をしても無駄ですよ」
「まだ俺の心が読み取れないのかよ」
「残念ながら」
それは不思議だ。
てっきり、俺は魔剣のドレイン能力による影響で心が読まれていないと思っていたのに・・・
今、俺の手元にはあの魔剣はない。
何も持っていない。
「まあ、これで貴方に何が起きたのか、理解は出来たでしょう」
「まだ分からないことなんていっぱいあるぞ」
「それは追々、魔王様が話して下さるのでは?」
んな無責任な・・・
いや、説明の義務なんてコイツにはないんだろうけど。
「じゃあせめて・・・せめてあれから何日経ったかぐらいは教えてくれ」
「・・・あれからとは?」
分かっているくせに、具体的にと指摘するところが嫌らしい。
「俺が逃げようとした日からだよ」
「・・・いいでしょう」
と、咳払い1つして・・・
「1週間です」
と、簡潔に答えた。
・・・1週間か。
意外とかなり長かったな。
1週間も人って寝ていられるんだと、少し感心する。
それだけ俺の受けた傷は酷かったんだろう。
それ以上に、精神的な問題で疲れきっていたのもあるだろうが。
戦いっぱなしだったから仕方ない。
あの時の逃亡戦を時間に直したら、そんな長時間戦っていた訳ではないと思うが、それでも俺の主観で言えば丸1日ぐらいが妥当なところだ。
ああ・・・長かったな。
「言うべきことは全て言いました。では、これで」
「え!?おい!ちょっと待て!おい!!」
俺の方を振り向きもせず、コツコツと足音を立てながらクソ女は行ってしまった。
しかもいきなり話を打ち切ってだ。
いやあ・・・ガン無視だったな、あの女。
真面目にイライラしてきて困る。
こんな何もない部屋で何をしてろと?
・・・チクショウ。
今になって俺は、悪魔側に完全敗北したのだと悟ったのだった。
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〜2日目〜
ノロノロと時間が過ぎていく。
何もやることがなくて暇だ。
以前、マリアさんの家でずっと安静にしていたことがあったが、あれと気分は正反対だ。
やってることは大して変わっていないのにな。
あの時はどうしてたっけか。
確か・・・スー君とかマリアさんとかがちょくちょく会いに来てくれてたんだっけか。
今はあの2人はいない。
「はあ・・・」
思わず深い溜息が出てくる。
何だって俺はこんな場所に閉じ込められなければいけないんだ?
ただ、俺が人間だからって・・・
心の中で愚痴っていると、廊下から足音が聞こえてくる。
ああ・・・食事だ。
囚人食。
ダゴラスさんの家で食べたような家庭的な料理はでない。
コップ1杯のスープと肉が出てくる。
それで終了。
終わりだ。
肉はコゲコゲの真っ黒肉で、スープは殆ど水みたいなもんだ。
これが毎日続くらしい。
配膳係の悪魔はそう言っていた。
2日目にして、この食事にはすでに飽きている。
新しい味に飢えている俺がいた。
「そら、食事だ」
そう言って、配膳係の悪魔は鉄格子に空けてある狭いスペースに食事を滑り込ませる。
やっぱりまた、あの食事だ。
ここは食事が出てくるだけまだマシだと、思うべきなんだろうが・・・
「やっぱり他になんか出ないのか?」
「出ないな。いっそのこと、この食事も止めとくか?」
「いやいやいや、大丈夫です・・・」
ほら、俺が何か要求したらこれだ。
下手なことは言わないのが吉だな。
「まあ、気持ちは分かるが我慢しろ」
「・・・ああ」
いくらか配膳係りは俺に同情的だった。
映画でも、ゲームでも、アニメでも檻に閉じ込められている主人公に同情的なのはいつも配膳係りだ。
それはここでも変わらないらしい。
少なくとも、あのクソスーツ女よりは優しい。
「・・・俺を出してはくれないのか?」
「だからダメだって言ってるだろ?無理なんだ。あまり詳しい事情は知らないが、俺がお前をここから出したら一発で犯人が分かっちまう。心を読まれたらそれで終わりなんだ。分かるか?」
「そりゃあ分かるが・・・」
納得はいかない。
その意見はそうそう曲がったりしないね。
「それにお前、逃げる時にだいぶ大暴れしたんだってな」
「正当防衛だ」
「それで言い逃れが出来ないレベルなんだよ。お前がやらかしたことは」
「魔王とかにも言ったけど、俺は元々何もやってない。お前らからけしかけたんだ」
「俺はそんなこと知らん」
ごもっとも。
お前に言ったってしょうがないよな。
本当なら、魔王か何か重役にも言うべきだよな。
「・・・言いたいことがあるなら、本人に言えばいい。多分、もうすぐ会えるんだろ?」
「ってあのスーツ女は言ってた」
「スーツ女なんて本人の前で思ったり、口で言ったら殺されるぞ。この領土内で実質NO2なんだからな」
「だって名前なんか知らないし」
「ルフェシヲラ様だ。それくらい覚えとけよ」
言いながら配膳係りの悪魔は去っていく。
お喋りは一旦終了らしい。
さて、食うか。
片腕しか使えないので、かなり不便だ。
失って初めて感謝するものってあるよな。
腕がくっついていることが当たり前、なんて思ってた俺がバカだった。
五体満足って素晴らしい。
さておき。
こんな所に閉じ込められていると、食事は大切なイベントの1つになってくる。
楽しみがそれぐらいしかないからだ。
俺は待ちに待った食事に手を付ける。
「不味い・・・」
俺の舌が肥えているとは思わないものの、この食事は不味いと思う。
まるで、腐ったフルーツを食べさせられてるみたいだ。
肉なのにフルーツの味がするんだぞ。
これはわざとなのか何なのか・・・
これがここの食事の水準だとしたら、ここのコックはクビにしとくべきだと思う。
ああ・・・早くここから出たい。
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〜3日目〜
ベットに横になりながら、ずっと待っている。
魔王に会える、その時を。
いついつに会えるとか予告してくれれば、俺もこんなに気持ちをもてあましたりはしなかったのに。
配膳係りに聞いても、そこは教えてくれなかった。
というか知らないらしい。
まあ、大方俺が脱走の計画を練らせないための、1つの予防策みたいなものだろうから、どっちみち教えてはくれなさそうだが。
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〜4日目〜
「暇だ・・・」
俺は呟く。
どうせ何を言ったところで、誰も来やしない。
俺がここから逃げられっこないと分かっているからだ。
悔しいが、実際そのとおりだ。
俺はこの檻から逃げられない。
クソ。
人間暇なことが1番苦痛なんじゃないのか?
なんかこう・・・精神的に来るものがある。
なんだ?このモヤモヤ感は。
早く配膳係りは来ないものか・・・
何かと話せないことに苦痛を感じる。
自由に行動出来ないことに苛立つ。
ダゴラスさんの家なら、少なくとも不自由なことに何の文句も抱かなかった。
ホントにもう勘弁してくれ・・・
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〜5日目〜
初日以降、ここに来る悪魔が配膳係りしか来ない。
しかも、当番制という訳でもなく、毎日同じ奴が来る。
おかげで名前も覚えてしまった。
彼の名前はロンポットというらしい。
体格の良い悪魔達の中でも、さらに抜きん出て体のサイズがでかい。
現世で言う、お相撲さんみたいなもんだろう。
太ってはいるが、その脂肪の下にはとんでもない筋肉が隠されていそうな感じ。
俺の予想通り、彼はパワーファイターの戦闘員らしかった。
詳しい階級は教えてはくれなかったが、それなりに仕事で実績を残したらしいから、下っ端という感じではなさそうだ。
だが、下っ端でもないのに配膳係りをしていることに違和感を感じる。
何か、俺のイメージでは配膳は下っ端がやるようなイメージがある。
いや、偏見だってことは分かってるが。
今頃ララはどうしてるだろうか。
ちゃんと生きているのか?
彼女は俺と違って、外傷が酷いんじゃなく、能力の使いすぎが原因であんな衰弱していた。
ダゴラスさんは能力の使いすぎで衰弱した時、どれだけの時間で意識が回復したのだろうか?
俺が森から生還した時は、3日間ぐらいで目が覚めた。
それ以前にダゴラスさんは目覚めていたから、ララも3日以内には目が覚める気がする。
いや、ダゴラスさんは特別なんだっけ?
・・・よく分からん。
配膳係りもララについては知らないの一点張りだし、何1つ情報が入ってこない。
それ以前に、この空中要塞がどこに向かっているのかも分からない。
魔王は一体俺をどうしたいんだか。
考える時間は大量にあっても、全然考えが纏まらない。
・・・辛抱強く待つしかない。
こうして、今日も1日が過ぎていく。
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〜6日目〜
やることがない。
かと言って、脱出も出来ない。
現世の囚人もこんな気持ちだったのか?
だんだん自分の中に閉じこもる俺がいた。
いかんいかん!
欝はやばい。
しっかり意識を保たなくちゃならない。
希望があるかは分からない。
だが、この状況は絶望的ではない。
どこかに起死回生のチャンスがあるはずだ。
その時まで耐えるのだ。
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〜7日目〜
今日で丁度1週間だ。
だからといって、何がどうなる訳でもない。
だが、何か起こるような気がする。
キリがいい日は、何かが起こりやすい気がするんだよ。
まあ、そんな期待を持っても、裏切られたらテンションがダダ下がりなので、そんなには期待度を上げない。
人間、上げて落とされるのがかなりキツイ。
記憶がないくせに、そんなどうでもいいことは頭に残っているんだな。
そんなことをツラツラと思っていると・・・
「人間」
突然檻越しから呼びかけられた。
「うお!」
誰もいないと思っていたところから、急に声が聞こえたもんだから、驚いてしまう。
声をかけた方向を見る。
そこには、あのクソスーツ女が鍵束を持って立っていた。
その顔は不機嫌そうだ。
「・・・1週間ぶりだな」
「そうですね」
何か面白いことを言う訳もなく、淡々と答えるルフェシヲラ。
だが、その次の言葉は俺が待ちに待ったイベントを告げるものだった。
「魔王様への謁見です。来なさい」
言われた瞬間、俺の弛んでいた脳が覚醒したかのように目覚めた気がした。




