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俺は生産職で有ることに誇りを持つ!!  作者: 嘘つきの野暮
この世界ってこんなに広かったんだ…
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期待してないことが起こると人間嬉しいもんだよ

クソ…

管領の野郎、反応しない。

メッセージに気が付かないか…


船も相当離れていてもう見ることができていないかのどちらか…

最悪この動けない大海蛇を、俺が泳いで近づいて殴り殺すしかない。ここまで来て俺がダメージを受けただけで逃げられるのは癪にさわる。それに、早いところなんとかして海から上がらないと、他の海洋生物に襲われないとも限らない。


「はぁ…やるしかないか…」



俺がそう呟き動いた瞬間に何かが、大海蛇の頭をブチ抜いた。



俺の頭はこの現状を処理できていなかった。

何故、大海蛇こいつは頭をブチ抜かれた?いや、どこから?一体誰に?それに、大海蛇は死んだのか?


そんなことを思いながら俺は近づいていく。

そして、軽く一発腹にいれる。

しかし、相手にダメージが通っている感じがしない。しかも、先程まで感じていたまるで通用していないかのような感覚ではなく。

抜け殻のようなものを殴る感覚を。



間違いない…死んでる…


そして、大海蛇の体が光に包まれていき消滅する。

俺のアイテムボックスには

【シーサーペントの鰭】

【シーサーペントの鱗】

【シーサーペントの瞳】

【シーサーペントの皮】

【シーサーペントの牙】

が、収められていた。

ダメージ報酬という形だろうが、一体どこの誰が倒したのだろうか…










「オーーーイ」



俺が思案にふけっている間に、どこからか影の声が聞こえた気がした。


ふと、あたりを見渡すと俺たちの船が…

友情船フレンドリーシップが、迎えにきてくれたみいたいだ。

俺が、船から降ろされたロープを掴み引き上げられた。




「まったく…無茶しやがって」


隣に狙撃銃を持った管領が、やってくる。


「でも、ちゃんと最後は俺を頼ってくれたみたいだな」


ニヤニヤ笑いながら俺を見てくる。



なるほどな…ようやく理解できたよ。

この野郎…


「ふっ…メッセージ見たなら連絡入れろや」


俺は、管領を小突きながら、そう返す。









こうして、俺たちは各自自分たちに割り振った部屋に入り今日のところはログアウトすることで、長い長い1日を終えたのだった。

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