気長に海釣りしますか
読んでいただきありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします。
こんなボロい釣竿で海釣りなんて、果たして釣れるのだろうか…
そもそも魚なんて存在するのだろうか?
まぁ、釣竿なんて言うアイテムが有る時点で魚がいるにはいるんだろうけど…
食の必要のないこのゲームにおいて、普通の魚を釣る必要性なんて何も考えられないから釣れたとしてもモンスターな気がするのは、俺だけなのだろうか…
チョポン
「ま、いっか」
やることないし気長にやってみるとしますか
俺はこの状況で大きなことを言える立場では無い。それは、わかっているが…
「つれねぇじゃん」
かれこれ、俺たちは1時間程度あたりがない
ていうか、これ釣れることって有るのか?
そんな事を俺が思い出した頃。
「か、か、かかりましたっ‼︎‼︎」
一気にベルの竿がしなったかと思うとベルが海に落とされそうなほど引っ張られている。
「大物だぞ!みんな手伝えっ‼︎‼︎」
管領と俺がベルの腰を引っ張る。
やべぇぞ…この重さは。
多分俺か、管領どっちかが手を離したら確実に海に引きずりこまれる力だ。
「っ、影っ‼︎ベルと竿を一緒に引っ張れ」
その一言で今まで何もしていなかった影と女子全員がベルの竿を一緒に引っ張る。
「せぇぇぇのぉぉぉっっっ‼︎‼︎」
みんなで掛け声を合わせて一気に引っ張り上げる。
「ザッバァァーーーン」
大きな波音をたてて俺たちの目には信じられないものが釣り上げられた。
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