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俺は生産職で有ることに誇りを持つ!!  作者: 嘘つきの野暮
この世界ってこんなに広かったんだ…
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レッツ暇潰し‼︎

この失敗の責任は全て俺に有る。


まずは、碇を作らずにみんなを船に乗せたこと。


そして、海図、コンパスなどの航海に必要な道具の準備を何一つとしてしていなかったこと。


「みんなすまんっ‼︎」

俺は、手と膝を地面に着いて謝罪した。

いわゆる土下座と言うやつだ…



「はぁ………………

まぁ、しょうがなかったって事にして許してやるとするか?」


管領が顔に笑みを浮かべてみんなに問いかける。

はたから、見ればこの笑顔はただの親友の為の優しさからくる笑顔に見える。

でも、こいつの場合は…


まぁ、この場をそれでしのげるならまぁ良しとするか。












唯一、この航海で助かったことがある。

このゲームには満腹や空腹と言った感覚がないことである。

もし、この航海にそのシステムがあったら餓死するのが確定だったな…



俺たちは、ただ波に揺られる。

辺りはまだ、見渡す限り海しか見えない。




「皆さん、釣りでもしませんか?」


「釣り出来るのっ⁈」


翠さんが唐突に出した提案に影が間髪入れずに食いついた。



どうやら、翠さんの【雑貨生成】で

【鉄鉱石】を原料に作った『針』を手で少し曲げただけの針に、これまた【雑貨生成】で

【暗殺蜘蛛の粘糸】を材料に作った

『ロープ』と、今まで買い込んでいたらしい安物の【木の枝】と組み合わせて



【ボロい釣竿】と言うアイテムが完成したらしい。

品質はボロい、と、つきながらも7/10とそこそこの品質を誇ると言える。


後は、餌だけど…



「これ使ったらー?」


ん?なんかの肝だよな…

これってひょっとして…


「ちょっとお待ちくださいね〜」


それをてで千切り少し何かの薬品をかけている翠さん。


「できました〜」




「よ〜し、釣り初めるぞ〜」



お、おい、お前ら…


俺以外の全員が俺を残して釣りを、するべく掛け声を出した。



なんて、能天気なやつらなんだ…

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