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船大工の修行3
「次の行程は自由に木を曲げたりする修行だ」
なるほど…
確かにこれは必要だが…
長いっ‼︎
もうそろそろ落ちないと俺の日常生活に支障をきたす。
「すみません、今日はこれくらいにしてまた今度受けに来てもいいですか?」
「あ?なんだ、根性ねぇやろうだぜ…
まぁ、良い許してやる」
そして、俺はログアウトして時計も見ずに夢の中へと旅立った。
翌日俺は、学校で昨日の出来事全てをみんなに話した。皆も既に聞いていたこともあり、修行の過酷さ以外には驚くことはなかった様子だ。
ただ、俺は海賊船を作ると言う話には多少ビックリしてる奴がいたけどな。
まぁ、俺の説明を受けて納得したみたいだけどな。
今回の俺達の発見を受けて他の連合も順次それぞれの街の造船所を発見した模様だ。
今回の俺は、多くのプレイヤーを救ったとも言えるだろうな…
もっと、感謝されたいものだぜ。
さて、今日も家に帰ったらさっさと修行して船を作らないとな。
「師匠!修行の続きお願いします」
インした俺は、造船所に駆けつけて、修行を開始した。




